長野が3年ぶり8度目の優勝 アンカー設楽悠太が追うも埼玉3位

優勝し、ガッツポーズでゴールする長野・中谷雄飛
優勝し、ガッツポーズでゴールする長野・中谷雄飛
3位でゴールする埼玉・設楽悠太
3位でゴールする埼玉・設楽悠太

◆全国都道府県対抗男子駅伝 (19日、広島市平和記念公園前発着=7区間48キロ)

 一般(社会人、大学生)2区間、高校生3区間、中学生2区間の計7区間48キロで争われ、長野が2時間17分12秒(記録は速報値)の大会新記録で3年ぶり8度目の優勝を飾った。一般が担う最終7区(13キロ)で、首位でタスキを受けた早大の中谷雄飛(2年)が社会人ランナーの強豪から逃げ切った。2009年に長野がマークした2時間18分43秒を1分31秒も更新した。

 2位は兵庫。7区で首位の長野と21秒差の4位でスタートした埼玉は、前マラソン日本記録保持者の設楽悠太(28)=ホンダ=が3位まで追い上げることが精いっぱいだった。

 前回、初優勝した福島は箱根駅伝2区で区間新記録をマークした東洋大の相沢晃(4年)が区間記録に1秒と迫る区間賞で12人をゴボウ抜きしたが、14位にとどまった。

 高校生が担う1区(7キロ)では、宮城の吉居大和(仙台育英3年)が19分46秒の区間新記録で区間賞を獲得。2003年の松岡佑起(京都・洛南、現大塚製薬)、05年の佐藤悠基(長野・佐久長聖、現日清食品グループ)が持つ19分51秒の区間記録を5秒更新した。今春、箱根駅伝12位の中大に進学予定の吉居をはじめ5人が区間新記録をマークした。

 同じく高校生区間の4区(5キロ)でも、埼玉の唐沢拓海(花咲徳栄3年)が14分7秒で区間タイ記録をマーク。2013年に兵庫・須磨学園の秋山雄飛(現中国電力)が2013年大会でつくった区間記録に並んだ。唐沢は今春、駒大に進学する。

 高校生の最長区間の5区(8・5キロで、前回、初優勝した福島の松山和希(学法石川3年)が、23分55秒の区間タイ記録の激走で、41位から14人ゴボウ抜きで27位まで挽回した。松山は2009年大会に長野・佐久長聖の村沢明伸(現日清食品グループ)がマークした区間記録に11年ぶりに並んだ。今春、松山は今回の箱根駅伝で10位だった東洋大に進学。同じ学法石川出身で、箱根駅伝2区区間新記録をつくった相沢晃(4年)の後継者として期待される。

 5区では群馬の石田洸介(東農大二高2年)が区間2位。青学大に進学する千葉の佐藤一世(八千代松陰)は区間3位だった。

 中学生区間の6区(3キロ)では長野の吉岡大翔(川中島中)が8分22秒、京都の柴田大地(桂中)が8分28秒で、松山が栃木・大田原中時代の17年につくった8分29秒の区間記録を更新した。

 箱根駅伝に出場した210選手中177人(84・3%)が履いたナイキの厚底シューズ「ズームXヴェイパーフライネクスト%」を今大会でも多くの選手が使用。区間新記録が連発した箱根駅伝同様に好記録ラッシュとなった。

優勝し、ガッツポーズでゴールする長野・中谷雄飛
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