【侍ジャパン】稲葉篤紀監督、師9人の教え胸に“ハイブリッド指揮官”で五輪金

「出会い」をテーマに講演をする侍ジャパンの稲葉監督(カメラ・関口 俊明)
「出会い」をテーマに講演をする侍ジャパンの稲葉監督(カメラ・関口 俊明)

 “ハイブリッド指揮官”として東京五輪に挑む。侍ジャパンの稲葉篤紀監督(47)が17日、横浜市内で「出会い」をテーマに講演。現役時代の監督から学んだ点を挙げ、「いろいろな監督からいいものを取っていきながら、自分を出した監督像を作っていく」と半年後の祭典を見据えた。

 〈1〉野村監督(ヤクルト94~98年) 「稲葉―野球=0になるな」などの社会人教育に始まり「考える野球」を体感。配球を読み、備える大切さを覚えた。

 〈2〉若松監督(ヤクルト99~04年) 01年開幕前に「1年間使い続ける」と伝えられると、打率3割1分1厘、25本塁打、90打点。「練習態度を見て声をかけてくれた」。日頃から選手を観察する重要性を学んだ。

 〈3〉ヒルマン監督(日本ハム05~07年) 就任1年目とは一転、2年目はバントを多用。「1点を取って1点を守る野球」は現在の代表と共通する。

 〈4〉梨田監督(日本ハム08~11年) エンドランのタイミングなど、捕手出身特有の鋭い勝負勘に感嘆。一方で食事会場などで選手と意思疎通を図る姿に「“監督勘”を学んだ」。

 〈5〉栗山監督(日本ハム12~14年) 「キャスター出身で固定観念がない」と尊敬。選手ファーストの姿勢は稲葉監督と重なる。

 〈6〉星野監督(08年北京五輪) 「選手の気持ちを動かすことができる監督。男にしたいと思わせてくれた」。稲葉ジャパンも「熱」を最重要視する。

 〈7〉原監督(09年WBC) 当時は4番を任され、現在も助言を請う存在。勝つチームづくりを目的とした選手選考のスタンスは大いに参考にしている。

 〈8〉山本監督(13年WBC) 4番、捕手、主将の阿部が大黒柱。選手と心中する覚悟、信頼関係の重要さを実感した。

 ちなみに、日本ハムでは新庄氏から「楽しく野球をやる」姿勢を吸収し、「スポーツの祭典で苦しさばかりを伝えたくない」という現在の考えにつながっている。「(五輪までの)半年でも、いろんな監督の話を聞き自分を作っていきたい」。恩師からの学びを生かし、理想の監督像を創り上げる。(宮脇 央介)

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