【箱根への道】青学大、控えも強い!来年の試金石「高根沢ハーフ」で5人が学生トップクラスの1時間2分台

青学大のトップでゴールする中倉啓敦(左)(右は宮坂大器=カメラ・宮崎亮太)
青学大のトップでゴールする中倉啓敦(左)(右は宮坂大器=カメラ・宮崎亮太)

 第96回箱根駅伝(2、3日)は終わったが、既に第97回大会に向けた戦いが始まっている。2年ぶり5度目の優勝を果たした青学大と連覇を逃した東海大の上位2校はそろって3年生以下の箱根出場メンバー外選手が高根沢町元気あっぷハーフマラソン(高根沢ハーフ、12日・栃木)に参戦。青学大は学生トップクラスの目安となる1時間2分台を5人がマークし「第2期黄金時代」の到来を予感させた。

 高根沢の道は箱根に続く―それは青学大で定説となっている。

 今回の高根沢ハーフでは、1時間1分40秒の大会新記録で優勝した東京五輪マラソン代表の中村匠吾(27)=富士通=に食らいつくように青学大ランナーが続々とゴールになだれ込んだ。従来の大会記録を更新する1時間2分26秒で学生トップの3位となった中倉啓敦(1年)は「五輪選手の中村さんの強さを肌で感じて収穫は多かった。来年は必ず箱根駅伝を走って優勝に貢献します」と目を輝かせて話した。

 青学大では例年1月上旬に行われる高根沢ハーフに箱根駅伝メンバーから漏れた選手が参加し、新チームの初レースとなる。箱根初優勝を果たした15年の大会では下田裕太(当時1年)が優勝し、翌年以降、8区で3年連続区間賞を獲得した。16年大会は池田生成(同3年)がチームトップとなり、翌年、最初で最後の箱根駅伝で9区2位と快走。チーム2位だった森田歩希(同1年)は翌年からエースに成長した。17年大会チーム2位の林奎介(同2年)は翌年の箱根駅伝7区区間新で金栗四三杯(MVP)獲得という鮮烈なデビューを飾った。

 優勝を逃した昨年だけは箱根メンバーも一部参戦。飯田貴之(現2年)が優勝し、岩見秀哉(現3年)が2位だった。今回、飯田が5区、岩見が8区で共に区間2位と快走し、箱根王座奪還に大きく貢献した。

 今回の高根沢ハーフは例年以上に盛況だった。中倉と同タイムで宮坂大器(1年)が4位。計5人が中堅校ならエース級となる1時間2分台をマーク。そのうち、4人は1年生だった。2区で日本人ルーキー最高タイムで走破した岸本大紀を筆頭に「黄金世代」と言っても過言ではない分厚い選手層。4連覇を果たした15~18年に続く「第2期黄金時代」の到来を予感させるレースとなった。

 「箱根駅伝の登録メンバー16人から外れた西久保遼、中村唯翔(ともに1年)もよく走った。全員がワンチームとなって第96回箱根駅伝で優勝したことを証明している。1年生は想定以上の結果。岸本の存在が刺激になったのだろう」と原晋監督(52)はうなずいた。

 「やっぱり大作戦」を掲げ、大会史上の最速10時間45分23秒で箱根王座を奪還した青学大。控えメンバーもやっぱり強かった。次なる「箱根への道」をやっぱり力強く走り出した。(竹内 達朗)

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