【U23】小川、FWで初得点も…五輪メンバー選考の収穫なし

小川航基
小川航基

◆U―23アジア選手権 1次リーグB組第3戦 日本1―1カタール(15日・バンコク、ラジャマンガラスタジアム)

 U―23日本代表はFW小川航基(22)=磐田=のゴールで先制したが、疑惑のPK判定で追いつかれて同カタール代表に1―1と引き分けた。大会3試合目にしてFW陣が初得点を決めたが、東京五輪のメンバー入りに向けて、アピールに成功した選手もわずかと、収穫が少ないまま1分け2敗のグループ最下位で今大会を終えた。

 ストライカーとしての意地だった。0―0の後半28分、FW小川はエリア外でMF食野のパスを受けて前を向くと、迷いなく右足を振りぬいた。低い弾道はシュートを予期していなかったのか、反応が遅れたGKの手を弾きゴールへ。「引いてくる相手には、大胆なシュートが大事になると思っていた」と語った今大会初シュートで先制。先発したがシュート0本に終わった初戦の屈辱は晴らしたが、チームの勝利にはつながらなかった。

 この日は5バックで固めてきたカタール相手に、小川も得点シーン以外は無難に下げるポストプレーが精いっぱいで、「正直、こんなに力がなかったのか、と思ってしまった」。MF相馬のサイドからの突破、MF食野の強引な仕掛け、MF田中駿の意表を突いたパスはあったが、チームとして連動した攻撃は少なかった。守備では高いカバーリングへの意識で、1、2戦目でもろさを見せたカウンター対応は改善。しかし結局、全試合でPKを献上した事実は甘さというしかなかった。

 3試合で3得点5失点。五輪代表入りへアピールに成功した選手は、両サイドで縦への突破力を見せた相馬ら、わずかとみられる。この出来では、今大会は呼べなかったMF堂安や久保、DF冨安ら海外組に加え、1トップのオーバーエージ候補・FW大迫勇ら、今回、いなかった選手への期待が高まるばかり。選手たちの尻に火が付いたことに間違いはないが、敗退した選手全員に再びチャンスが与えられるわけではない。

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