【巨人】山本&重信、お互いのノルマを無茶ぶり設定「シーズンノーエラー」「70盗塁」

笑顔で対談を行った山本(左)と重信(カメラ・岩下 翔太)
笑顔で対談を行った山本(左)と重信(カメラ・岩下 翔太)
走り込みを行う重信(右)
走り込みを行う重信(右)
ノックを受ける山本
ノックを受ける山本
山本の年度別打撃成績
山本の年度別打撃成績
重信の年度別打撃成績
重信の年度別打撃成績

 巨人の山本泰寛内野手(26)と重信慎之介外野手(26)が期待を込めて互いにノルマを課した。山本は重信に「60~70盗塁」と、重信は山本に「シーズンノーエラー」と設定し飛躍の1年にすることを約束した。15日に熊本・合志市で行っていた自主トレを打ち上げ帰京。練習最終日にスポーツ報知の取材に応じ、同期入団の93年組“ぶっちゃけ対談”が実現した。熊本で自主トレを行う理由、今季にかける思い、初めて出会った時の印象などを語った。(取材・構成=小林 圭太)

 山本と重信は熊本での自主トレを終え充実した表情でこの日、帰京した。それぞれテーマを掲げて臨んだ10日間を振り返った。

 山本(以下、山)「守備は自分の(捕球、送球の)形をもう一度思い返すように、基礎的なことを継続した。打撃はまずは力強く振ること。その振った中でも(好打の)確率を上げていくことを意識した。いい10日間だったかなと思います」

 重信(以下、重)「僕は打撃の(上半身、下半身の)軸が大事になると思うので、そこがぶれないようにと意識した。充実していました」

 1日のスケジュールは、午前は球場でキャッチボール、ノック、ティー打撃、フリー打撃、走り込みなど。午後は近隣のジムでトレーニングを行い夜は宿泊している旅館の温泉でリラックス。練習で疲れ切った体をほぐし入念なケアにも努めた。打撃練習は約1時間ほど割き、とにかく振りまくった。両翼92メートル、中堅120メートルの球場で互いにサク越えを披露。昨年も同地でともに自主トレを行っただけに、お互いの変化を感じた。

 重「個人的にはまだまだ。でも、ヤス(山本)のスイングを見ていると『振れているな』と感じたよ」

 山「振れている感じはするかな。シゲ(重信)も去年に比べて打球が力強くなっているなと感じた」

 練習最終日の気温は約3度。ハワイや沖縄など、暖かい地域を選んで自主トレをする選手も多いなか、2人はあえてこの地を選択した。空気が澄んだ静かな球場で、鳥の鳴き声と打球音だけがこだましていた。

 重「仮に暖かいところでやったとしても、宮崎(キャンプ)に行ったら寒い。それでまた暖かい沖縄に行って、と。だから寒いところでやっていた方がいいのかなと思う」

 山「その寒い感じでずっとやってきて、だんだん暖かくなって『もっと動けるな』となる方がいいなと思って。逆に暖かいところから寒いところへきたら『あれ、動けなくなった』という感覚に陥る可能性があるからね」

 重「寒いからこそアップをしっかり長めに取ったり、体のケアにはより気をつけるようにはしたよね」

 今では自主トレをともにするほど仲のいい2人だが、初対面の時はどんな印象を受けていたのか。

 山「(初対面は)中学シニアで戦った時だったよね?」

 重「そう?だと思う(笑い)」

 山「あ~重信? 珍しい名字だなって。当時はシゲが2番で、前後の1番と3番が超有名で、1番・〇〇、2番・重信? ん? シゲノブ?って思ったのを覚えてる(笑い)」

 重「僕は中学校の時は印象なかったよ(笑い)。高校の時に公式戦じゃないけど“早慶戦”があって今、話に出た中学の時の1番だった友人が慶応高に行って」

 山「そうね。その共通の友人がいたもんな」

 重「それで、ヤスとも仲良くなって。ヤスはピッチャーで、すげー速い球を投げてた。今はその共通の友人よりも俺たち仲いいよね」

 山「間違いない(笑い)」

 昨季リーグ優勝を経験したが、レギュラー定着とはいかず満足はない。山本は日本シリーズでともに失点につながる2度の失策を犯し「ミスを今年挽回できるようにしたい」と胸に刻んでいる。重信は日本シリーズ初戦の2点を追う7回2死二、三塁で代打で登場したが見逃し三振。大事な場面で打てなかった悔しさを忘れず、より力強い打撃を追求している。今季は互いにレギュラー奪取を誓い、相手に期待を込めた“ノルマ”を課した。

 山「間違いなく、シゲのスピードは球界トップレベル。30盗塁で満足しているような選手じゃない。40~50盗塁はする能力はある。いや60~70盗塁くらいは、いってほしい(笑い)」

 重「(元阪神の)赤星さん級だね(笑い)。レギュラーで出続けられれば、チャンスはあるかな。ヤスはシーズンノーエラーで!」

 山「おい、井端さんもやったことねーぞ(笑い)! よし、オッケー!」

 重「まずはキャンプからスタートダッシュできるようにしたいね」

 山「うん! 自分のやるべきことをやって、チームに貢献したい」

 山&重「やるしかないね!」

 ◆山本と重信の現状 山本は昨季、開幕直後負傷離脱した吉川尚の穴をすぐに埋める活躍を見せたが、レギュラー定着にまでは至らなかった。今季は吉川尚、若林、田中俊らとの激しい二塁手争いに挑む。重信は昨季は自己最多の106試合に出場したがスタメン出場は23試合に限られた。課題の打撃を磨き、ベテラン・亀井らを押しのけスタメンの座を奪えるか。

 ◆山本 泰寛(やまもと・やすひろ)1993年10月10日、東京・荒川区生まれ。26歳。小学2年から野球を始め荒川区立諏訪台中では世田谷西シニアに所属。慶応高では甲子園出場なし。慶大では1年春からリーグ戦出場。2015年ドラフト5位で巨人入団。176センチ、76キロ。右投右打。

 ◆重信 慎之介(しげのぶ・しんのすけ)1993年4月17日、千葉・佐倉市生まれ。26歳。染井野小3年で野球を始め臼井南中では佐倉シニアに所属。早実では1年秋から三塁手でレギュラーをつかみ、2年夏には甲子園出場。早大進学後は2年春に外野に転向し、ベストナイン2度、4年秋には首位打者を獲得。2015年ドラフト2位で巨人入団。173センチ、74キロ。右投左打。

笑顔で対談を行った山本(左)と重信(カメラ・岩下 翔太)
走り込みを行う重信(右)
ノックを受ける山本
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