【どすこい異才多彩】法大レスリング部出身・琴裕将、文田ら励み 日本代表する関取に

法大レスリング部出身の琴裕将
法大レスリング部出身の琴裕将

 琴裕将はレスリングで鍛えた足腰で、相手の引き技をこらえたが、最後は右下手を取られて寄り切られた。2番相撲で鳴滝(21)=伊勢ノ海=に敗れて2連敗。それでも、「やることやって、負けるなら仕方ない」と前を向いた。

 法大レスリング部の出身。奈良・大和広陵高3年時には、国体フリースタイル120キロ級で優勝した実力者だ。高校時代は、18年ジャカルタ・アジア大会で日本24年ぶりのメダル獲得したグレコローマン130キロ級・園田新(ALSOK)や1学年下の同60キロ級の東京五輪代表・文田健一郎(ミキハウス)らと切磋琢磨(せっさたくま)。韓国遠征を共にするなど選抜メンバーが参加する合宿で共に汗を流した。

 小5で80キロ近くあり、「体が大きかったから頼まれて」とわんぱく相撲に出始めた。その後、中3まで稽古に励んだが、高校の顧問に誘われ、レスリング部へ。その後、スポーツ推薦で入学した法大で学業との両立に苦しんだ。「レスリングで結果が出せないのが一番悔しかった」と葛藤する中、両親の「辞めてもいいよ」という後押しを受け、「悔いなく思い切ってやるなら…」と3年で中退。小学生の頃から声を掛けてもらっていた佐渡ケ嶽部屋への入門を決意した。

 かつてしのぎを削った仲間が日の丸を背負い、「刺激になる存在。上を目指す点では同じ」。目指すは、日本を代表する関取。五輪イヤーは“メダル級”の活躍で輝きを放つ。(竹内 夏紀)

 ◆琴裕将 由拡(ことゆうしょう・よしひろ)本名・稲垣善之。1994年5月14日、奈良・橿原市生まれ。25歳。佐渡ケ嶽部屋。16年春場所で初土俵。最高位は幕下22枚目。179センチ、138キロ。

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