片岡仁左衛門「父が喜んでくれるように」 太宰府天満宮で公演ヒット祈願

「神心我遵」としたためた絵馬を太宰府天満宮の神木「飛梅」に飾る片岡仁左衛門
「神心我遵」としたためた絵馬を太宰府天満宮の神木「飛梅」に飾る片岡仁左衛門

 歌舞伎俳優の片岡仁左衛門(75)が15日、福岡・太宰府天満宮を訪れ、東京・歌舞伎座の2月公演「二月大歌舞伎」(2~26日)昼の部の通し狂言「菅原伝授手習鑑」の成功祈願を行った。

 同作の「筆法伝授」「道明寺」で、学問の神として知られる菅丞相(菅原道真)を5年ぶりに演じる。今回で6度目となるが、公演前に毎回、同所を訪れており「技巧は通じない、動きもほとんどない役。心で演じるには内面から気持ちを持っていかないと」。現役俳優では仁左衛門しかこなせないという難役に気を引き締めた。

 94年に亡くなった父・13世片岡仁左衛門(享年90)の当たり役。今回は父の二十七回忌追善興行でもあり「早いもので丸26年。父が大切にしていました菅丞相を勤めさせていただく幸せをかみしめております。父の菅丞相さまは非常にすごいものでしたから、その後を受け継ぐのはプレッシャーもかかる。父は生涯で3回、私はこの年で6回目。父が当たり役にしてくれたおかげです。父が喜んでくれるように勤めたい」と抱負を語った。

 この日植樹した梅に飾った絵馬には「神心我遵(しんしんがじゅん)」としたため「お芝居をさせて下さる神様がいると思うので、神様の御心(みこころ)に従いたい」と説明。その後「毎回同じ(言葉を書く)というわけにはいかないので困る」と本音も漏らし笑わせた。

 「道明寺」では長男・片岡孝太郎(51)が立田の前を、孫の片岡千之助(19)が苅屋姫を演じ、親子3代での共演。「正直、千之助の苅屋姫は時期尚早と思ってお断りしていたが、会社(松竹)からどうしてもと勧められて…」と明かし「役者というのは実力以上の役に挑戦させないと成長は難しい。神様のおぼしめしだと従うことにしました。でも舞台では、子供であろうが孫であろうが関係ないですね。稽古場はピリピリするかも知れません。お客様に恥ずかしいものは見せたくないので」とプロとして厳しい一面ものぞかせていた。

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