東京五輪でのビデオ判定導入、選手も歓迎 伊藤美誠「力強い存在。試合に集中できる」

昨年4月の世界選手権、女子ダブルス決勝で敗れた伊藤美誠、早田ひな組
昨年4月の世界選手権、女子ダブルス決勝で敗れた伊藤美誠、早田ひな組

 国際卓球連盟(ITTF)が14日に東京五輪でのビデオ判定導入を発表したことを受け、日本代表選手からも歓迎の声が相次いだ。

 女子の伊藤美誠(19)=スターツ=は全日本選手権の試合後に取材に応じ、「五輪の時に(ビデオ判定が)あるのは力強い存在。試合に集中できる」と喜んだ。昨年4月の世界選手権個人戦女子ダブルスで微妙な判定に泣いただけに「世界選手権が終わった後で伝えて良かった。人の目だけでは100%は難しい。機械やビデオがあったら、選手も納得いくと思う」としみじみと語った。

 男子の張本智和(16)=エリートアカデミー=も「一番フェアな状況で試合ができる。エッジやサイドも全員が納得できる」と歓迎した。「少しでも『あれっ』と思ったら使いたい。納得できるかできないかで次からのボールのメンタルも多少違う。自分のメンタルも鍛えながら、(ビデオ判定も)使いながらやりたい」と活用したい考えだ。

 ビデオ判定は昨年4月の世界選手権個人戦(ハンガリー)女子ダブルス決勝での“疑惑の判定”が導入のキッカケとなった。伊藤、早田ひな(日本生命)組が中国の王曼ユ、孫穎莎組と対戦。ゲームカウント2―2で迎えた第5ゲーム、9―9から早田のサーブでポイントを奪ったかに思われたが、審判はネットに触れたとしてやり直しを命じた。2人は主審に「映像を見て判定してほしい」と抗議したが、認められなかった。試合は2―4で敗れた。

 その後、日本卓球協会はITTFに抗議文を提出。昨年12月のワールドツアー・グランドファイナルでテストされ、今月14日に東京五輪やITTFの主要大会で導入することが発表された。台の端に当たるエッジボール、サーブのレット(やり直し)などが対象で、主審の判定に不服がある選手は映像による確認を要求できる。1試合に2度の権利があり、抗議が実れば減らない。

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