【巨人】“鬼軍曹”阿部2軍監督がやってきた!威圧感にG球場ピリついた

自主トレ中の選手たちからあいさつを受ける阿部2軍監督(カメラ・泉 貫太)
自主トレ中の選手たちからあいさつを受ける阿部2軍監督(カメラ・泉 貫太)

 巨人の阿部慎之助2軍監督(40)が13日、G球場で行われている新人合同自主トレを初視察した。約1時間半をかけ、ノックや打撃練習の様子をじっくりチェック。「印象も何も、これからだよ」と話すにとどめ、もちろんカミナリも鉄拳制裁もなかったのだが…。鬼軍曹の登場によって球場の空気は張り詰め、ルーキーたちは一様に背筋を伸ばして練習に打ち込んだ。

 芝生の上で仁王立ちし、ただならぬ雰囲気を醸し出していたのは、阿部2軍監督だった。G球場での新人合同自主トレを初視察。屋外でランニングやノックをチェックし、室内練習場では打撃をじっくり観察した。「まだ印象も何もない。これからだよ」。大声でどなるでもなく、もちろん拳を振り上げるわけでもなかったが、ただ立っているだけでも威圧感があふれ出ていた。

 そんな張り詰めた球場の雰囲気は、当然当事者たちが一番感じていた。ドラフト1位右腕の堀田は「オーラがありました」と絶句。打撃自慢のドラフト6位・伊藤は「グラウンドに入って来た瞬間に、私服でも阿部さんって分かって、背筋が伸びました。ノックの時はチラ見してしまいました」と興奮気味に振り返った。

 俳優・伊藤英明似の爽やかイケメン、育成2位の加藤壮も、その整った顔を引きつらせた。「近くで見られていたので、めっちゃ緊張しました。少しでも気の抜けた動きをしたらやばいと思って…。無言の圧力を感じました」。8日から始まった新人合同自主トレ。練習のペースや雰囲気にも慣れ始めたところ、鬼軍曹の襲来によって再びピリピリモードとなった。

 阿部2軍監督はプロ19年間で3度の日本一、2度の3連覇を含む8度のリーグ優勝を経験したように、勝つために必要なことを熟知している。その経験値は指導者として大きな武器だが、それと並ぶのが、緊張感で場を締め上げるという特技。新人や若手だけでなく、中堅やベテランに対しても影響力は絶大だ。1軍で活躍するためには、技術だけでなく精神の強さも必要になるが、阿部2軍ではもれなくそこを強化してもらえる。

 初日は一方的にルーキーたちをビビらせて終了…という形となったが、慎之助監督にとっては特別な1期生だ。「一方的な押しつけじゃなく、一緒に考えながらやりたい」「『大事に育てる』と言っても、あまりのんびりやってたら育つ前にクビになっちゃう」など、持ち前の優しさも見え隠れする。ここから、どんな師弟物語を記していくか。(尾形 圭亮)

 ◆阿部2軍監督のここまで

 ▽19年11月1日 秋季練習で指導者として再スタート。全員に自己分析のリポート提出を求め、グラウンドでは育成内野手の黒田をマンツーマンでしごいた。「『これくらい練習するよ』と分かっておいて」

 ▽同2日 初ノック。内外野を回り、右へ左へ約40分間、打球を飛ばしまくった。若手は「これが阿部監督か…」と悲鳴

 ▽同11日 トライアウト視察のため、ドミニカ共和国へ出発

 ▽同23日 ファンフェスタで引退セレモニー。「『最高!』でした!」とスピーチを締めくくった

 ▽同24日 テレビの公開収録。期待の若手を問われ「いない」とバッサリ

 ▽12月2日 ウィンターリーグ視察のため台湾へ出発。育成の黒田の打撃を「勇人の19歳の頃より上」と絶賛

 ▽同8日 毎年恒例の札幌トークショー。「嫌われてもいいと思うし、毎日何かしらの“圧”をかけていきたい」と宣言

 ▽同20日 母校・中大の祝賀会に出席。あいさつの壇上で、3月に「巨人2軍VS中大」を計画していることを明かす

 ▽同23日 「報知プロスポーツ大賞」の表彰式で、プロゴルファーの渋野日向子と初対面。しぶこ流のメンタル操縦術を学んだほか、「2軍は読売ジャイアンツじゃなくて、読売巨人『軍』だから」と軍隊ばりの厳しさを予告

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