【阪神】西勇「エースとして」Vへ導く 初の単独トレ、ハワイで熱弁

早朝、ココヘッドへ登り、ハナウマベイをバックにポーズをとる西勇輝(本人提供)
早朝、ココヘッドへ登り、ハナウマベイをバックにポーズをとる西勇輝(本人提供)
キャッチボールで調整する西勇
キャッチボールで調整する西勇

 静かな口調と裏腹に言葉には熱が帯びた。昨季、チーム唯一の10勝を挙げた西勇は「(今季は)エースとして、確立したポジションで全員を背中で引っ張れる投手になる」と新年の誓いを明かした。

 長年主戦を務めたメッセンジャーが昨季限りで引退。名実ともに投手陣を背負う立場になった。

 「今年は(開幕から)誰もいない。態度、後ろ姿、立ち居振る舞い。それを見せていかないと」

 3年目の11年に初の10勝。以降9年間で6度の2ケタ勝利、規定投球回を達成したが、当時オリックスには金子(現日本ハム)が君臨していた。

 「いつまでも2番、3番(手)という気持ちはあった。そっちの方が長くできると思っていたし」

移籍2年目爆発力出す 安定感は球界随一。だが一方で、自己最高は開幕8戦8勝を記録した14年の12勝。自身を「爆発的に勝てる投手ではない」と表現したこともあった。エースと呼ばれるタイプの投手ではないと自己分析していたからこそ、さらなる進化が必要と認識している。

 「エースは周りが決めることだけど、今の成績でエースはおかしい。爆発的なのは(14年の)1年しかないから、そこを出せるパフォーマンスがほしい。だから(自主トレを)1人で、自分の時間を有意義に使って」

 4年連続合同トレを行った巨人・菅野組から卒業。今回は単身で瞬発系の練習を増やし、筋力強化を図っている。すでに立ち投げも再開。秋には自身初のリーグV、日本一を果たしてハワイに帰ってくる夢がある。

 「自分が軸でいる時に優勝したい。想像つかないけど、すごくいいものだと思う。(ハワイにV旅行で)来たいね。みんなでバカ騒ぎして、また行きたいと思えるように」

 立場が人をつくる。己の全てを白球に伝える。

早朝、ココヘッドへ登り、ハナウマベイをバックにポーズをとる西勇輝(本人提供)
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