日本航空石川・井口主将、センバツへ「日本一」 先月他界おじいちゃん「見守ってくれる」

先月亡くなった祖父のためにもセンバツでの活躍を誓った井口(カメラ・勝田 成紀)
先月亡くなった祖父のためにもセンバツでの活躍を誓った井口(カメラ・勝田 成紀)
「日本一」への思いを色紙に記した航空石川・井口主将
「日本一」への思いを色紙に記した航空石川・井口主将

 第92回センバツ高校野球大会(3月19日から13日間・甲子園)の出場校が、24日に発表される。昨秋の北信越大会で準優勝し、2年ぶり2度目の出場が有力視される日本航空石川の主将・井口太陽二塁手(2年)が、スポーツ報知のインタビューに応じた。昨秋公式戦で打率4割7分5厘と打ちまくり、陽気な性格でムードメーカーとしても69人の部員を引っ張る主将が、センバツでの「日本一」の大望を掲げた。(聞き手・勝田成紀)

 ―24日のセンバツの出場校発表が迫ってきた。

 「緊張もあるが、楽しみでもあります。(北信越大会決勝で星稜に大敗し)正直不安もあるが、出場を信じて待つことしかできない。みんながプラス思考になって、日本一を目指して成長しようと頑張っている」

 ―チームとして冬場に取り組んでいることは?

 「打撃力、投手力ともにレベルアップしないといけない。打撃では、力強いスイングや一発で仕留める力を大事にしている。1・2キロのハンマーバットをしっかり振り込んで、少しずつパワーも上がっている」

 ―センバツで8強に進出した2年前は、破壊力抜群の強打が看板だった。今年のチームは?

 「圧倒的な打撃力がない分、小技や足を生かした『スモールベースボール』のような隙のない野球をして、1点を守り抜くチームにしたい」

 ―井口主将は昨秋公式戦で40打数19安打、2本塁打と絶好調だった。

 「特に公式戦では、自信を持ってやれるタイプです。キャプテンとしてみんなを代表している責任もあるし、自信を持ってプレーで引っ張って行こうと思っている」

 ―チームのムードメーカーでもある。

 「ちょける(関西弁でふざけるの意味)というわけではないが、盛り上げるのは得意。前に出るのもたぶん好きです。特に冬はつらい練習も多いので、そういう時こそ自分が率先して声を出して引っ張っていこうと心がけている」

 ―プロ注目の190センチ、105キロの大型右腕・嘉手苅(かてかる)浩太(2年)は、兵庫・姫路市の同郷で小学1年からの親友だ。

 「一番頼りになる存在ですね。小1で一緒に広畑コンドルズで野球を始めて、5年の時に全国優勝した。中学も同じだった。嘉手苅はけがが多くて、まだ全然力を出せていない。あんなもんじゃない。センバツなど大事な時には絶対やってくれるヤツだと信じている」

 ―星稜はどういう存在?

 「すごくいいライバルだと思っている。昨秋は試合前から自分たちの気持ちの切り替えができていなかったし、正直レベルの差もあった。星稜さんは全国トップレベルだし、『打倒・星稜』を果たさないと全国優勝も見えてこない。星稜さんは細かい所からすごく意識が高い。学ぶべき所はしっかり学びながら、追いついて追い越さないといけない相手だと思っている」

 ―センバツの目標は?

 「やっぱり、日本一が一番の目標です。センバツはどこも強いチームばかりなので、自分たちの試合をして流れを呼び込んで、粘り強く勝っていきたい」

 ―甲子園ではどんなプレーを見せたい?

 「先月、おじいちゃんが亡くなったんです。野球が大好きだったので、甲子園でプレーする姿を見せてあげたかった。おじいちゃんの体調が悪くなって帰省した時に『甲子園に行って絶対に勝つから』と言葉をかけたら、少し意識があってうなずいてくれた。センバツはおじいちゃんも見守ってくれていると思うので、いいところを見せたい。ライトスタンドに、完璧なホームランを放り込みたいです!」

 ◆井口 太陽(いぐち・たいよう)2002年6月15日、兵庫・姫路市生まれ。17歳。小学1年時に広畑コンドルズで野球を始め、5年時に全国制覇。中学時代は兵庫夢前ヤングで、3年時に全国制覇。航空石川では1年秋からメンバー入り。高校通算8本塁打。50メートル走は6秒3。特技は「太鼓の達人」。173センチ、65キロ。右投左打。家族は両親と兄。

先月亡くなった祖父のためにもセンバツでの活躍を誓った井口(カメラ・勝田 成紀)
「日本一」への思いを色紙に記した航空石川・井口主将
すべての写真を見る 2枚

野球

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 バックナンバー申し込み 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請