マラソン代表・中村匠吾が五輪イヤー初レースで優勝 青学大勢に貫禄

スポーツ報知
1位でゴールする中村匠吾

 東京五輪男子マラソン代表の中村匠吾(27)=富士通=が12日、栃木・高根沢町で行われた高根沢町元気あっぷハーフマラソンに出場し、1時間1分40秒の大会新記録で優勝した。2016年に記録した自己ベスト(1時間1分53秒)も13秒更新。「ほぼ予定通りで走れました」と納得の表情で話した。所属の富士通は昨年11月の東日本実業団駅伝で17位に終わり、ニューイヤー(全日本実業団)駅伝(1日)出場を逃したため、中村は東京五輪イヤー初レースとなった。同レースには第96回箱根駅伝で2年ぶり5度目の優勝を果たした青学大、2位惜敗の東海大、12位の中大も出場。今回の箱根駅伝メンバーから外れ、次の第97回大会出場を目指す3年生以下の学生ランナーたちに貫禄を示した。

 中村は今後、世界ハーフマラソン(3月29日)に出場予定。中村を指導する大八木弘明監督(61)は「世界ハーフでは1時間1分切りが目安になる」と話す。スピードに磨きをかけて、札幌開催に変更された五輪マラソン(8月9日)に挑む。

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