朝乃山、大関獲りへ得意初日で鬼門・御嶽海戦突破

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朝稽古ですり足をする朝乃山

 日本相撲協会は10日、初場所(12日初日)会場の東京・両国国技館で取組編成会議を開き、幕内の初日と2日目の取組を決めた。初場所の成績次第では大関昇進の機運が高まる新関脇・朝乃山(25)=高砂=は、いきなり平幕の御嶽海(27)=出羽海=、玉鷲(35)=片男波=と昨年優勝を経験した難敵との連戦が組まれた。新年のスタートに「初日からピークに持っていく」と気合十分。2場所連続Vを狙う横綱・白鵬(34)=宮城野=は初日に新小結・大栄翔(26)=追手風=を迎え撃つ。

 一瞬で朝乃山の目の色が変わった。初場所初日、2日目の相手が三役常連の御嶽海、玉鷲に決まったと伝え聞くと、「序盤に勝たないと波に乗れない。命を懸けても(右四つに)なるという気持ちで臨みたい。初日からピークに持っていく」と語気を強めた。

 両力士とも対戦成績は1勝3敗と劣勢だが、気にしない。初日は現在5連勝中。新入幕(2017年秋場所)以降も初日は12勝2敗と高勝率だ。この日、都内の高砂部屋での朝稽古は難敵を予想していたかのように、突き押しを含め、多彩な立ち合いをチェック。受け止めた幕下力士2人が吹っ飛ばされるほどの迫力だった。今や誰もが認める大関候補には自信すら漂った。

 大事な新年のスタートだ。昨年秋から2場所連続の2ケタ勝利。初場所で自身2度目の優勝など好成績を残せば昇進の機運は一気に高まる。特に1学年上の御嶽海は既に2度賜杯を抱き、朝乃山よりも先に大関候補と呼ばれてきた。意識する先輩との忘れられない一番がある。

 初Vを飾った昨年夏場所の千秋楽。トランプ米大統領が見守る中、初顔で寄り切られた。土俵で表彰もされ「世界のアサノヤマ」と騒がれた。一方で、「(トランプ大統領の)目の前で負けたのが一番悔しい」と今でも思い出す。

 だからこそ、大関を意識する20年初日に御嶽海から白星を奪いたい。「自分がその立場(大関取り)にいるのは不思議だが、ずっと刺激になっていた。当たってからの2、3歩目が速い。自分の出足で止めたい。玉鷲関も立ち合いが強いので集中したい」と早くも連勝のイメージを膨らませた。

 場所前の稽古では横綱・鶴竜、大関・貴景勝ら上位陣と相撲勘を磨いた。胸を合わせた荒磯親方(元横綱・稀勢の里)に「朝乃山の時代が来る」とまで期待させた。「自分は今、番付が上。負けたくない気持ちは強い」。新関脇には迷いも、気負いもない。(小沼 春彦)

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