比嘉大吾が再起戦で「KO宣言」1年10か月ぶり試合に「倒せればいい」

1年10か月ぶりの再起戦に向けて抱負を語った比嘉大吾
1年10か月ぶりの再起戦に向けて抱負を語った比嘉大吾

◆プロボクシング スーパーバンタム級(119ポンド=53・97キロ以下)契約8回戦 比嘉大吾―ジェイソン・ブエナオブラ(2月13日、東京・後楽園ホール)

 プロボクシング元WBC世界フライ級王者・比嘉大吾(24)=白井・具志堅スポーツ=が10日、東京・杉並区の所属ジムで再起戦に向け、記者会見と練習を公開した。

 デビューから日本記録となる15連続KO勝ちを続けていた比嘉は世界王者時代の一昨年4月、クリストファー・ロサレス(ニカラグア)との3度目の防衛戦の計量に失敗し、王座を剥奪された。試合もロサレスに9回TKO負けした。ボクサーライセンスの無期限停止処分を受けたが、昨年10月に処分が解除され、現在はWBC世界バンタム級7位となっている。

 1年10か月ぶりの試合となり、「(ここまで)待たせた、応援してくれたファンのために頑張ります」と意気込みを見せた比嘉。現在の心境を聞かれると「ワクワクとか不安ではなく、『無』ですね。何も考えていない」と自然体を強調。「いつもどおりの練習をして臨むだけです」と話した。

 減量失敗したことについて聞かれると「試合が終わったら、普通の生活をしようと思った」という。2年前は約900グラムオーバーで失格処分を受けた。体が大きくなり、試合ごとに計量はきつくなっていた。「お金はあるのに、(減量のため)コーラが買えない。ホームレスがうらやましく感じた」と独特の表現で、自身が減量に苦しんでいた様子を説明した。前回の世界戦では、試合前から「減量は失敗すると分かっていた」という。そのため、計量前から「やめよう」という気持ちも出たそうで「最後は勝ってやめよう」と思った。だが、その試合でプロ初黒星。「負けて終わりたくなかった」という思いは残っていた。

 「普通の生活を2年間やったので、もういいかなとボクシングに戻って来ました」と話し、「仕事をしないとお金はすぐになくなるんだなあと思った」と報道陣を笑わせたが、冒頭で本人が話したように、家族を始め、後援会やファンの声が背中を押してくれたことが大きかった。「自分に『頑張ってほしい』という声が多かった。待ってくれたことに対して、『頑張ろう』の思いは強いです」

 再起戦の相手・ブエナオブラは25歳。身長168センチで左構えだ。「映像は見たことがない。身長が高く、サウスポーというイメージしかない」という。それでも「倒せればいいかなと思う」と強打で圧倒するつもりだ。

 この日、元WBA世界フライ級暫定王者で現IBFスーパーフライ級6位の江藤光喜(31)=白井・具志堅スポーツ=を相手に2ラウンドのマスボクシング(軽めのスパーリング)を行い、軽快な動きを見せた比嘉。見守った具志堅用高会長は「色んな人の力を借りて戻ってこられた。日本のボクシングは盛り上がっているし、比嘉大吾もそこに加わったら、さらに盛り上がっていくだろう。2試合くらいやってから、年末に世界挑戦できればと思っている」と期待を寄せていた。

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