【巨人】菅野、ハワイのパワースポット登山「史上初」稲尾超え最速記録挑む

大きな波が打ち寄せる岩場でポーズをとる菅野(中央)ら(カメラ・中島 傑)
大きな波が打ち寄せる岩場でポーズをとる菅野(中央)ら(カメラ・中島 傑)
波打ち際でポーズをとる菅野智之
波打ち際でポーズをとる菅野智之

 【ホノルル(米ハワイ州)8日(日本時間9日)=ペン・片岡優帆、カメラ・中島傑】巨人の菅野智之投手(30)が「史上初」の偉業に挑む。オアフ島にあるパワースポットの山で登山トレを行い「防御率のタイトルを取りたい」と誓った。昨年までのプロ7年で同タイトルを4度獲得。5度目がプロ入り8年目となれば、鉄腕・稲尾和久氏(西鉄)の11年目を抜き歴代最速になる。球史に残る快投でチームを日本一に導く決意を新たにした。

 ハワイで自主トレ中の菅野はこの日、パワースポットにいた。後輩の宮国、中川、鍬原、直江と登山トレ。途中で両手を横に広げて空気を吸い込んだ。海の波の音、突風のごう音、ゴツゴツした岩、生い茂る緑の植物。大自然のエネルギーを肌で感じた。頂上に到着すると、眼下に青い太平洋の絶景。野球で頂点を目指す決意を新たにした。

 「今年は防御率を取りたい。(獲得回数は)稲尾さんが最多ですよね。ピッチャーで史上初とか、記録を塗り替えるのはすごく難しいですが、タイトルの数とかなら目指せるのかなと」

 最優秀防御率は稲尾和久氏の5度が歴代最多。稲尾氏はプロ入り6年目に4度目を獲得した後、右肩痛もあり5度目は11年目だった。菅野も18年までの6年間で4度獲得。今年獲得すれば「8年目で5度の防御率タイトル」という史上初の快挙になる。稲尾氏が活躍した時代は年間30勝や400イニング、30完投など現代野球では考えられない数字が並ぶが、スピード記録は菅野が狙える位置にいる。全ては巨人の日本一のためだ。

 「ピッチャーの数字は奪三振以外は全部チームの勝利に直結する。防御率は1点台を目指したいですけど、現実的に1点台となると(意識しすぎると)苦しくなってしまう。2点台前半は目指したいですね」

 17年に自身2度目の1点台となる驚異の防御率1・59を記録した。圧巻の投球でチームを支え続けてきたエースも、昨年は腰痛もあり11勝6敗、同3・89と苦戦。今年は防御率“奪冠”に加え「20勝に挑戦する」と、1年間無双の覚悟で順調に調整を進めている。

 登山トレは往復2時間で下山した。「ハワイは何回も来ていますけど、今までこういう経験はなかった。いろいろ野球のことを考えながら歩きました。グラウンドだけでなく、こういう時間も大事ですからね」。ハワイは「神話の島」と言われ、パワースポットが多い。球史に名を残すという野望を胸にフル充電した。

 ◆中川「心洗われた」

 菅野の自主トレに同行する後輩も、パワースポットで登山トレを行った。昨年67登板の中川は「心が洗われました。今年はこんな年にしたいな、と考えながら歩いた。60試合投げたい」と話した。宮国は「本当に勝負の年。今年ダメなら続けられなくなるという強い覚悟で臨みます」と決意した。鍬原は「日本で経験できないことを経験させてもらっています」。長野・松商学園出身の直江は「学校の行事で乗鞍岳とかに登ったことはありますが、すごかったです」とハワイの自然から力をもらった。

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