【西武】女子チーム全面支援“美しすぎる”加藤優らセレクション参加へ チーム名「ライオンズレディース」

昨年11月に行われた退団試合に出場した加藤優
昨年11月に行われた退団試合に出場した加藤優
18年女子野球W杯で史上初となる3大会連続のMVPを受賞した里綾実
18年女子野球W杯で史上初となる3大会連続のMVPを受賞した里綾実
西武で投手として活躍した新谷氏
西武で投手として活躍した新谷氏

 西武が、女子アマ野球のクラブチームを全面支援することが8日、分かった。女子野球チームを球団公認としてバックアップするのはNPB初。女子野球界の人気選手らもセレクションに参加するとみられ、4月から本格的に活動をスタートさせる。監督には、元西武投手で尚美学園大女子硬式野球部の監督・新谷博氏(55)が就任する。

 今年4月に発足する女子アマ野球のクラブチームを、西武が全面的に支援することが決まった。球団公認の形で女子野球チームをバックアップするのはNPB12球団で初めて。チーム名は「ライオンズレディース」で、西武と同じユニホームを着用する。同月から、関東女子硬式野球連盟主催のアマリーグ戦「ヴィーナスリーグ」に参入する予定だ。

 監督には、西武OBの新谷氏が就任する。佐賀商時代に夏の甲子園でノーヒットノーランを達成し、西武時代の94年には最優秀防御率のタイトルを獲得。引退後は女子野球などを指導し、12年の女子W杯では日本代表監督を務めて世界一に。クラブチーム発足に協力する同氏は、尚美学園大女子硬式野球部と監督を兼務するとみられ「ライオンズレディース」も同大のある埼玉・川越市を拠点に活動する。

 近日中にチーム発足を発表。所属選手を決めるセレクションには“美しすぎる女子野球選手”加藤優外野手(24)や、女子野球W杯で史上初の3大会連続MVPを受賞した里綾実投手(30)らスター選手が参加する予定だ。

 女子プロ野球リーグは今オフ、リーグ所属選手71人の約半数にあたる36人が退団。契約形態などで折り合わなかったといわれるが、加藤や里のように、退団したものの現役続行を希望する選手にとっては「ライオンズレディース」は新たな光。所属選手はそれぞれ仕事などをしながら、このクラブチームでプレーすることになる。

 女子野球に対しては、これまでも巨人、阪神がリーグ戦を支援したり、楽天がクラーク仙台の女子硬式野球部にコーチを派遣するなど、NPB球団も普及活動に取り組んでいた。だが、今回の西武は、より密な関係でバックアップする。女子野球界の発展を目的とした西武の支援が、普及活動に広がりを生みそうだ。

 ◆ヴィーナスリーグ 関東女子硬式野球連盟が主催、巨人と報知新聞社などが後援し2002年から行われている世界最大のアマチュア女子野球リーグ。昨年は930人が参加、中学生チームから社会人チームまで計51チームが1~4部とU15リーグに分かれて4月から延べ200以上の試合を行い、1部はクラブチームのハナマウイ(東京)が初優勝した。女子野球W杯で6連覇中の侍ジャパン女子代表「マドンナジャパン」にも毎回、多くのメンバーを送り出している。

 ◆プロリーグ10年に誕生 今オフ36人が退団

 女子野球は1980年代から大学、高校の全国大会がスタートした。2002年にヴィーナスリーグが発足。プロリーグは10年にサプリメント販売のわかさ生活(京都)によって、2チームで発足した。ヤクルト川端慎吾の妹・友紀(30)=18年限りで引退=らが活躍。昨季は4チームで開催された。

 だが今オフに36人が退団。理由は明らかにされていないが、選手らによると、これまでは全員がわかさ生活の正社員だったが、リーグ側が「正社員での雇用」か「NPBのようなプロ契約」の選択を提示したことが発端という。

 国際大会も盛んになってきており、トップチームは昨年のアジア杯で優勝。W杯も04年からすでに8回行われており、日本は第3回大会から6連覇中。「マドンナジャパン」の愛称が定着しつつある。

 競技人口は09年には600人程度だったが、昨年、学童野球などを含めるとプロアマ合わせ2万人にまで増加したという。

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