【巨人】菅野、年中無双の期待高まるハワイトレ 前半戦に通算100勝、五輪金、20勝

トレーニングでバーベルプレートを持ち上げ、肉体を鍛える菅野(カメラ・中島 傑)
トレーニングでバーベルプレートを持ち上げ、肉体を鍛える菅野(カメラ・中島 傑)

 【ホノルル(米ハワイ州)7日(日本時間8日)=ペン・片岡優帆、カメラ・中島傑】巨人の菅野智之投手(30)が開幕からロケットスタートで「2020年トリプルメモリアル・ロード」を突き進む。現在プロ通算87勝。日本一、金メダルに向け「前半戦13勝以上で100勝達成」「東京五輪」「後半戦でシーズン20勝」という3段階のフル無双をイメージした。その準備の一つとして鋼の体幹を強化する一方で、昨季の反省から「焦りすぎず」と冷静さも見せた。

 目指す領域は1年間通して無双。ハワイの青空の下で準備を進める菅野は現在の状態について「上げるところまでは上がってきていると思うので、あとはちょっと落としたところで維持できるかだと思います」と説明し、脳内に3つの“メモリアル”を思い描いた。

 《1》前半戦で通算100勝 プロ7年間で87勝。残り13勝という状況に「前半戦で100勝達成できたらいいですね」。巨人の前半戦は99試合。菅野は中6日で回った場合、18試合の先発が見込まれる。「まずは開幕にピークを持って行く。1年間ずっと調子がいいことはまずない。交流戦くらいに落ちてくると思うので、そこでどれだけ耐えられるか」と話していたが、不調の波を小さくすることによって、13勝は十分射程圏内だ。

 《2》五輪で金メダル 「東京五輪が決まってからずっと目標にしていた」という大舞台。前半戦で13勝以上して100勝を達成できれば巨人は好位置にいる可能性が高いと同時に、いい流れで五輪へと弾みがつく。文句なしで代表にも選出され、大黒柱となるだろう。

 《3》後半戦でシーズン20勝クリア 五輪の熱狂が幕を閉じると、プロ野球後半戦がスタートする。「個人としては20勝に挑戦することが一番大きな目標」という菅野がラストスパートに入る。巨人は現状の日程だと残り44試合でペナントレース再開。後半戦の菅野の先発機会は約10試合と予想される。自身初の20勝をマークすれば、リーグ優勝と日本一はグッと近づく。

 期待感の高まる話が並ぶ中で、菅野は冷静さも忘れていない。昨年苦しんだ腰痛は回復し、今回の自主トレでは「柔らかさと強さ」を融合させた体作りに手応えを得ている。それでも、昨年の同時期に絶好調でいながら開幕前に調子を落とした反省から「去年もあれだけ状態が良くてつまずいちゃった感じがあるので、焦りすぎずに」と油断はない。あの教訓を糧とし、開幕に合わせるつもりだ。

 この日は体幹トレ、遠投、キャッチボール、瞬発力強化のダッシュと濃密な練習を消化した。前半戦で100勝、金メダル、20勝してチームの日本一。菅野は覚悟を持って挑んでいく。

 ◆前半戦日程と菅野の先発回数予想 昨季の巨人は前半戦終了時点(7月10日)で80試合を消化。菅野は19日間の登録抹消があり、13試合に登板して8勝4敗だった。東京五輪が開催される今季は、開幕が昨季より9日早い3月20日で、前半戦終了も7月18日と遅い。そのため、昨年の82試合(2試合中止)より17試合多い99試合が予定されている。開幕投手に指名されている菅野は、中6日で登板し続けると仮定すると、18試合に先発する。

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