◆全国高校ラグビー最終日 ▽決勝 桐蔭学園23―14御所実(7日・花園ラグビー場)
桐蔭学園(神奈川)が初Vを目指した御所実(奈良)との対戦で14点差を逆転し、9大会ぶり2度目、初の単独優勝を果たした。昨春の全国選抜大会、昨夏の全国7人制大会と合わせて3冠を達成。2014、16年度の東福岡、15年度の東海大大阪仰星に続く史上4度目の偉業となった。
桐蔭学園は0―14の前半19分、センター桑田敬士郎(3年)のPGで3点を返し、後半6分にロック青木恵斗(2年)のトライなどで4点差に詰め寄った。同16分にFB秋浜悠太(2年)のトライで逆転し、同23分にウィング西川賢哉(3年)のトライで突き放した。27分には、SO伊藤大祐主将(3年)のDGでダメ押しした。
2010年度大会は、日本代表ウィング松島幸太朗(26)=サントリー=を擁して東福岡と31―31で引き分けて同校優勝だった。昨年のW杯で日本の8強入りに貢献した先輩に悲願の単独Vを届けた。