今秋ドラフト候補のNTT西日本・大江克哉投手、野村勇内野手、辻本勇樹捕手(いずれも23)、松尾一樹投手(20)が6日、京都府内の同社グラウンドで始動した。
関西の社会人選手で筆頭格という声もある最速150キロ右腕の大江は、8強入りした昨秋の日本選手権で優秀選手に輝いた。京滋大学リーグの花園大時代からスカウトの注目を集めていたが、プロ志望届は出さずに社会人入り。「プロになりたいので、去年よりいい成績を残したい」と、同大学出身者として初のNPB入りを目指す。
野村は50メートル走5秒8、遠投120メートルと身体能力が高く、長打力も備える。昨季は外野手だったが、今冬から拓大時代以来の内野に挑戦している。「内野手として勝負したい」と、内外野を守れることをアピールする。
仙台大出身の辻本は強肩と俊足が売りで、社会人日本代表として昨年11月下旬から約1か月間、アジアウインターリーグに参加した。広陵高(広島)卒で右腕の松尾は、184センチの長身から投げる最速147キロの直球が武器だ。
スカウトの注目を集める4選手が、日本選手権と都市対抗大会優勝に貢献する。