公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は東京2020公式アートポスター全20作品を6日、公開した。漫画家・荒木飛呂彦さん(59)、写真家・蜷川実花さん(47)、漫画家・浦沢直樹さん(60)など国内外のアーティスト19組により、オリンピックをテーマとした12作品、パラリンピックをテーマとした8作品が制作された。
今後、これらの作品を東京2020大会のポスターとして活用していくほか、3月頃から公式ライセンス商品としても順次展開していく予定。また、7日からは「東京2020公式アートポスター展」が東京都現代美術館で行われる。
◆公式アートポスター
公式アートポスターの制作は開催都市契約※に定められた要件の一つとされている。20世紀初頭から、各大会の組織委員会は、オリンピックというスポーツ・文化イベントへの認知と理解を促進するために、ポスターを制作。また、オリンピックのポスターは、各大会の特色を世界に伝える役割も果たしている。近年では、パラリンピックのポスターも含め、国際的に活躍するアーティストやデザイナーを起用し、各大会の文化的・芸術的レガシーとなる作品を制作するようになった。その中からは、時代のアイコンとなるような作品も生まれている。
※開催都市契約:開催都市に決定後(2013年9月7日)、国際オリンピック委員会(IOC)と東京都、日本オリンピック委員会(JOC)が締結した大会の準備・運営に関する契約書のこと。
◆「東京2020公式アートポスター展」
会期:1月7日(火)~2月16日(日)(36日間※休館日除く)
会場:東京都現代美術館 エントランスホール
観覧料:無料