近大・佐藤は“糸井2世” 二岡超えだ関西学生リーグ本塁打記録あと2…今秋ドラフトは大学生が熱い

糸井2世の呼び声が高い近大のスラッガー・佐藤
糸井2世の呼び声が高い近大のスラッガー・佐藤
2020年主なドラフト候補
2020年主なドラフト候補

 東京五輪イヤーのドラフトは、昨年の大船渡高・佐々木朗希(ロッテ)、星稜高・奥川恭伸(ヤクルト)両投手のような目玉は不在だが、高校生から社会人まで好選手がそろう。特に大学生では、近大の“糸井2世”佐藤輝明内野手や東海大・山崎伊織投手、早大の早川隆久投手(いずれも3年)らに注目が集まる。スポーツ報知が厳選した今秋ドラフト候補102人と併せて紹介する。

 関西の注目株は近大の佐藤だ。柔道の講道館杯で優勝した実績を持つ父・博信さん(52)から譲り受けた187センチ、92キロの恵まれた体格の長距離砲で、関西学生リーグ通算11本塁打をマーク。近大・二岡智宏(現巨人3軍総合コーチ)が成し遂げた、同リーグ通算最多13本塁打超えは射程圏だ。「春秋ともに優勝して、日本一奪回が目標」と意気込む。

 筋トレなどで練習量を増やした結果、仁川学院高(兵庫)入学時から体重は27キロも増えた。50メートル走は6秒0、遠投は100メートル以上で外野、一塁、三塁をこなす。身体能力の高さから、同大OBで阪神の“糸井2世”とも呼ばれる。

 無名だった高校時代に佐藤と初対面した田中秀昌監督(62)は「ワンスイングを見て『これは、すごいな』と思った」と回顧。上宮高(大阪)で指導した元木大介(現巨人ヘッドコーチ)らと比較して「飛距離ではNO1。大きい体で走れて肩も強い」と評する。巨人・渡辺スカウトは「プロのような打球。社会人を含めてもパワーは抜けている」と上位候補として熱視線を送っている。

 2018年の明治神宮大会、筑波大戦では逆方向の左翼へ本塁打を放った。現在も練習中のフリー打撃では場外弾を連発。近隣住民から苦情が来て、大学側に防球ネットを高くしてもらうように要望しているほどだ。小学生の頃からメジャーの試合をテレビ観戦し、将来的な米大リーグ挑戦も「もちろんある」と大志を抱く。

 洋楽のヒップホップを好む一方で、ライブに行くほど「ももいろクローバーZ」のファンというギャップも魅力。偶然、同じ美容院に通うオリックスの山本由伸投手は同学年だ。「(プロに)行けたら、1位が一番いい」。“新超人”になれるだけのポテンシャルが、佐藤にはある。(伊井 亮一)

 ◆佐藤 輝明(さとう・てるあき)1999年3月13日、兵庫・西宮市生まれ。20歳。甲東小1年から軟式の「甲東ブルーサンダース」で始め、6年時にタイガースジュニアでプレー。甲陵中では軟式野球部に所属。仁川学院高では1年秋からベンチ入り。2年夏の県4回戦が最高成績。高校通算20本塁打。近大では1年春からリーグ戦に出場し、2年秋に最優秀選手。ベストナインを3度受賞。187センチ、92キロ。右投左打。家族は両親と弟2人。

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