日本ハムの栗山英樹監督(58)が4日、4年ぶりの覇権奪回へ“先行逃げ切り”構想を語った。今季は東京五輪の影響で、7月22日から8月13日まで中断期間を挟む。5位に沈んだ昨季は疲労がたまる8月に月間20敗を喫して失速したが、今季は中断期間をコンディション調整に充てることが可能。「最初からしっかり走れるように。特別なシーズンなのでよりいっそう、夏場まで走り切っちゃった方がいい」と語った。
すでにナインには「出遅れだけは勘弁してくれ」と注文済みといい、「前半戦が終わったら、もう優勝が決まっているみたいな」とイメージを膨らませた。就任以来、12年(ロンドン)のリーグV、16年(リオ)の日本一と五輪イヤーには強いことも明るい材料だ。
この日は都内の日本ハム東京支社で年頭式典に出席。「優勝しか考えていません。無難にやって、批判されないような戦い方をして3位に滑り込むような戦い方はしない」と宣言した。(小島 和之)