【有森裕子の本音】明るい未来へ聖火つなぎたい

有森裕子
有森裕子

 明けましておめでとうございます。いよいよ今年は五輪・パラリンピックが開催されます。世の中も7月24日の開会式に向けて、これからますます盛り上がっていくのではないでしょうか。

 そんな中、昨年末に発表されましたが、岡山県内の聖火ランナーに選んでいただきました。故郷を走ることができるのはうれしいですし、光栄なことでもあります。多くの人の思いを乗せた聖火を受け取り、次のランナーに無事手渡して、国立競技場までつないでいきたいと思います。

 実は、聖火ランナーは今回が2度目になります。前回走ったのは、2008年の北京五輪の時でした。同大会までは、開催国に到着する前に聖火が世界各国を回る方式を取っており、日本では長野県内でリレーが行われました。当時はチベット問題がクローズアップされており、抗議活動もある中を厳戒態勢でランナーが走ったのを覚えている方もいるかもしれません。

 今回、同様のことは起きないでしょうが、「五輪の意義」について考えつつ、それが伝わるようにできないかと考えています。スポーツを通じて明るい未来をどう作っていくのか。その中心になっていくのは、若い世代の人たちです。さまざまな制約はあるかと思いますが、子供たちと一緒にトーチを持ったり、手をつないで走ったりするなどできればいいですね。

 また、これまでも続けてきたことではあるのですが、今年も講演会やゲストとして呼んでいただくマラソン大会などで、子供たちの前で話をする機会もあるかと思います。そんな時に私が五輪やパラリンピックの話をすることで、子供たちが夢や希望を持って大会を見られるようになることを願っています。(女子マラソン五輪メダリスト)

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