西武・秋山がレッズと基本合意! 3年22億円以上の大型契約で日本人未開の新天地へ

秋山翔吾
秋山翔吾

 西武から海外FA権を行使してメジャー移籍を目指していた秋山翔吾外野手(31)が30日(日本時間31日)、レッズと基本合意に達したことを複数の米メディアが報じた。3年2000万ドル(約22億円)以上の大型契約となった見込みだ。

 今季は中堅手の移籍市場では大物が不在とあって、当初から高い人気を誇っていた秋山。今月9~12日に米サンディエゴで行われた、メジャー球団幹部や代理人らが一堂に会するウインターミーティングでは、日本人選手では初めて会場に直接足を運んで複数球団と接触した。Dバックス、パドレス、レッズなど外野を補強ポイントとする球団が争奪戦を繰り広げていた。

 レッズはメジャー30球団で、唯一日本人選手がプレーしたことない球団。ダルビッシュが所属するカブスと同じナ・リーグ中地区に属し、今季は借金12の地区4位に沈んでプレーオフ進出を逃した。外野はウインカー、センゼル、アキーノの若手の有望株がそろっているが、シーズンを通した実績はなし。リードオフマンの補強も狙っており、日本での実績のある秋山は補強ポイントにぴったりだった。

 秋山は交渉などのために12月上旬に米国入り。13日に一度は帰国したが、14日からは西武の優勝旅行でハワイに向かった。20日にナインとともに帰国。国内で自主トレーニングを続けながら、動向を見守っていた。今後は球団のメディカルチェックなどを経て、正式契約となりそうだ。

 横浜創学館高から八戸大を経て、2010年ドラフト3位で西武に入団。1年目からいきなり、西武の新人外野手では30年ぶりに開幕スタメンに名を連ねた。一気に飛躍を遂げるシーズンとなったのが、5年目の15年。日本プロ野球新記録となるシーズン216安打を放った。打率も初めて3割を超えて、3割5分9厘(首位打者は柳田の3割6分9厘)を記録した。

 プロ9年間の通算打率が3割1厘と確実性の高い打撃だけでなく、17年からは3年連続で20本塁打以上をマーク。15年から5年連続2ケタ盗塁で足もあり、ゴールデングラブ賞も6度受賞している。さらに、15年から5年連続でフルイニング出場を継続中。金本氏の持つ日本記録(1492試合)に次ぐ、歴代2位の739試合連続フルイニング出場している鉄人ぶりで、西武の2年連続リーグ優勝に大きく貢献した。

 さらにグラウンド外でも、社会貢献活動を積極的に行ってきた。自身がひとり親家庭に育った自身の経験から、15年から埼玉、東京、神奈川、群馬のひとり親家庭の親子を、年間160人招待。今年11月にはプロ野球人の社会貢献活動を表彰する報知新聞社制定「ゴールデンスピリット賞」も受賞した。

 今年10月に「自分のレベルがどれだけ通用するのかを知りたいという思いと、最高峰の舞台で戦いたいという思いが強くなってきたので、こういう決断をしました」とメジャー挑戦を表明。ヤンキース・田中、ドジャース・前田ら同学年の選手がメジャーで活躍する姿に刺激を受け「侍ジャパンとか高いレベルでやっていくうちに、一緒にやったメンバーがメジャーで戦う姿を見て、そこで活躍したいという思いが強くなりました」と明かしていた。

 ◆秋山 翔吾(あきやま・しょうご)1988年4月16日、神奈川県生まれ。31歳。小1から大津スネークスで野球を始め中学時代は横浜金沢シニアに所属。横浜創学館、八戸大を経て2010年ドラフト3位で西武入団。15年6~7月には、歴代3位タイとなる31試合連続安打をマーク。首位打者1度、最多安打4度、ゴールデン・グラブ6度、ベストナイン3度。184センチ、85キロ。右投左打。今季年俸は2億3500万円(推定)。

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