神戸が来季の新戦力として清水FWドウグラス(32)の獲得に乗り出していることが30日、分かった。クラブ関係者によると、正式オファーには至っていないものの、補強リストの1人として調査を行っているという。
ブラジル出身のドウグラスは2010年にJ2徳島入りし、以降はJ2京都、広島でプレー。昨年7月に清水に加入し2年半ぶりのJ復帰を果たすと、15試合で11得点をたたき出した。今季もJ1歴代2位タイ記録となる7試合連続ゴールを達成するなど、30試合で得点ランク3位タイの14得点をマーク。チーム総得点(45)の約3分の1を占める働きで、J1残留に大きく貢献した。
神戸は今季限りで、元スペイン代表FWダビド・ビジャ(38)が現役を引退。来季はACL出場の可能性もあることから、今季13得点を挙げたエースの穴を埋める存在として、強さと速さと決定力を兼ね備えた大型ストライカーに白羽の矢を立てた。一方、清水はドウグラスの残留を強く要請しており、残留の可能性もある。J屈指の優良助っ人の行方に注目が集まる。