「スポーツ報知」記者が選ぶ競馬界今年のMVP

スポーツ報知
リスグラシューで有馬記念を制した矢作調教師(右)とレーン

 元号が平成から令和に移った2019年。競馬界でも悲喜こもごも、さまざまな出来事がありました。スポーツ報知では、競馬担当記者が「私のMVP」を人馬問わずに選定。あなたのMVPは何でしたか?

 まだ記憶に新しいリスグラシューの有馬記念制覇。同馬を管理する矢作芳人調教師(58)=栗東=は海外を含むG1・5勝を挙げ、19年を象徴する存在だった。

 矢作師をMVPに推したヤマタケ(山本武志)記者は「今年は2つの意味で有言実行の一年だったと思う。まずは開業以来、『一銭でも多く、ぶん取れ』『よく稼ぎ、よく遊べ』をスローガンにしていた厩舎が、初の賞金リーディングを獲得したこと。もう一つは『世界一ファンに愛される厩舎を』。こちらもファン投票で選ばれる宝塚記念、有馬記念に初めて管理馬を送り出し、どちらも優勝。忘れられない一年になったでしょう」と祝福した。

 関東リーディング10位の43勝を挙げた藤田菜七子騎手(22)=美浦・根本厩舎=は、女性騎手初のJRA平地重賞制覇など大きく飛躍した。恩田記者は、ゴールデンウィーク中に美浦トレセンで開催されたファンとの交流イベントを取材。「多忙ななか、空いた時間に目立たない場所で週末の騎乗依頼などの電話を受けていた姿が印象的。誠実に競馬と向き合う姿を目にした一年でした」と振り返る。

 今年初めて障害リーディング(15勝)を獲得した森一馬騎手(26)=栗東・松永昌厩舎=を猛プッシュしたのは内尾記者。「イケメンなうえに多趣味。今春から始めたギターの腕前もなかなかで、10月に高田潤騎手が主催したライブイベントでは見事な演奏を披露。『慣れるまでは難しかったけど、楽しいですね』と笑顔でした。女性に人気な森君の頑張りで、障害レースがもっと注目を集めることになれば」と期待した。

 2020年の競馬界はどんなニューヒーロー、ヒロインが誕生するか。

 ◆各記者が選んだ今年のMVP

春木記者=矢作調教師

和田&富田記者=ノーザンファーム(秋華賞からJRA・G1を10連勝。年間でも同牧場が持つG1勝利記録を更新する19勝)

吉田&牟禮(むれ)記者=武豊騎手(ワールドプレミアで菊花賞を勝ち、昭和、平成、令和の3元号でG1優勝。4年ぶりに大台を突破する111勝をマーク)

吉村記者=北村友一騎手(大阪杯をアルアインで制し、14年目でG1初勝利。秋華賞、阪神JFも勝ち、日本人最多のG1・3勝)

牧野記者=ミカエル・ミシェル騎手(初来日で初勝利。その美しさでオッサン世代をとりこに)

浜木記者=キズナ(新種牡馬ランキングでトップ。ディープインパクトの後継者として期待値を高める)

中野記者=安田隆行調教師(62勝で開業以来初のリーディングトレーナーに)

坂本記者=オジュウチョウサン(中山グランドジャンプでJRA史上初の同一重賞4連覇)

小宮記者=ディアドラ(海外遠征4戦目、8月の英ナッソーS・G1を優勝。今後の日本馬の道しるべになるような気がする)

松浦記者=松岡正海騎手(ウインブライトで春秋の香港G1を制覇)

石行記者=野中悠太郎騎手(自己最多の25勝をマーク。G1初騎乗が決まっていたホープフルSはインフルエンザのため乗り替わりとなったが、来年こそはG1初騎乗と言わず、初制覇を期待)

玉木記者=金羅(きんら)隆助手(佐藤正雄厩舎が解散後、矢作厩舎に転厩して2年弱。2頭持ちの助手としてコントレイル(ホープフルS・G1)を含め、担当馬で8勝の大活躍。8年ぶりに競馬取材の現場に復帰できた私を祝ってくれるような親友の活躍に感謝)

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