ヤクルト寺原、沖縄初プロ球団コーチに「NPBに行ける選手を育てたい」

寺原隼人
寺原隼人

 今年も多くの選手がユニホームを脱いだ。第二の人生へ歩み出す男を紹介する。

 迷うことなく新天地に飛び込んだ。ヤクルト・寺原隼人(36)は、創設されたばかりの沖縄初のプロ球団「琉球ブルーオーシャンズ」のコーチに就任。横浜で同僚だった小林太志氏が同球団の社長を務める縁で、オファーを受けた。元NPBの選手も少なくないとはいえ「入ってくる選手はまだ粗削りで、完成された感じでない。楽しみがありますよ」とほほ笑んだ。

 世代の先頭を走り続けた。21世紀最初の甲子園の怪物。日南学園高3年夏の聖地でスカウトのスピードガンで158キロを計測し、今なお破られていない。ドラフト1位で4球団が競合し、ダイエー(ソフトバンク)に入団。横浜、オリックスと計4球団で通算73勝81敗23セーブをマークした。

 今季は2年ぶり白星を含む2勝を挙げたが、体調不良などに苦しみ、引退を決断した。「いろいろな球団に行けたし、他の選手が経験できないことができている」と思い残すことはない。

 来年1月には単身で沖縄に渡り、指導をスタート。誕生したばかりの球団で、寺原の抜群の知名度も生きる。「今までの経験がプラスになるようにしたいですね。NPBに行ける選手を育てたいです」。人柄を表すような穏やかな口調で、熱い思いを口にした。

 ◆琉球ブルーオーシャンズ 地元出身の野球選手に働く場を提供する狙いで7月に設立。独立リーグに所属せず、国内のプロ球団の2、3軍や台湾のチームなどと試合を重ねながら、NPB参入を目指す。本拠地は宜野湾市と浦添市。元楽天監督の田尾安志氏がエグゼクティブアドバイザー、ロッテなどで投手として活躍した清水直行氏が監督を務める。

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