航空石川のマッチョ青柿、跳んで走って完全燃焼だ…30日に城東と初戦

今大会がラグビー人生の集大成となる青柿(中)
今大会がラグビー人生の集大成となる青柿(中)

 全国高校ラグビー(花園)で15大会連続15度目出場の日本航空石川は、30日の大会初戦(2回戦)で城東(徳島)と対戦する。29日は、奈良県内で最終調整を行った。卒業後は一般企業に就職するため今大会を最後に本格的なラグビーを“引退”するフランカー青柿研児(けに、3年)は、「これが最後なので全力で戦いたい。目標は日本一です」と完全燃焼を誓った。

 航空石川の“空中戦”のスペシャリストが、ラインアウトでジャンパーを務める青柿だ。「ジャンパーとしては自信がある。城東戦は、ラインアウトから圧倒したい」と意気込んだ。父はコンゴ人で母は日本人。身長は181センチでジャンパーとしては決して大きくないが、小林学監督(49)も「マッチョでバネがある。跳躍力もあるし、コンタクトも強いし足も速い」と絶賛する天性のアスリートだ。

 走ってもすごい。FWとしては脅威の50メートル5秒9の俊足を誇る。青柿は「ランも自信はある。(ほぼ平行でパスをつなぐ)フラットで行くのが好きなので、花園でも独走トライを決めたいと思います」と目を輝かせた。入学当時は68キロと細身だったが、85キロまで増量。「肉とか出されるものは全部食べて、ご飯も3杯でした」。密集でのぶつかり合いの“地上戦”でも負けなくなった。

 名古屋市で生まれ育ち、花園出場を夢見て航空石川に入学した。能登での3年間を「あっという間だった。同期としゃべっている時間が一番楽しかった。休みの日に穴水町まで行ってお寿司を食べるのも楽しみだった。大会前にもマグロを食べてきた。寮生活で親元を離れて、自分で洗濯や掃除をするので、自立はできた」と振り返った。

 卒業後は、航空機用部品などを製作する愛知県の会社に就職する。「社会人ラグビーのチームに入るかどうか分からないが、本格的なラグビーはこれで終わり。だから、最後の最後まで全力で戦いたい。目標は日本一です」。聖地・花園で、ラグビー人生の集大成を見せる。(勝田 成紀)

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