日川、重量FW躍動で2大会ぶり初戦突破…高校日本代表候補がチームに勢いもたらした

スポーツ報知
後半17分、トライを決めた日川・大西(手前左、同右は小林、カメラ・竹内 竜也)

◆全国高校ラグビー第2日 ▽1回戦 日川24―12山口(28日・花園ラグビー場)

 1回戦が行われ、14大会連続49度目出場の日川は、山口(山口)を24―12で下し、2大会ぶりに初戦を突破した。平均体重で相手を約13キロ上回る重量FW陣が、チームの全4トライを決める活躍を見せた。目標の年越し(16強入り)をかけ、30日に石見智翠館(島根)との2回戦(10時45分、第2グラウンド)に臨む。

 力強く押し込んだ。日川の重量FW陣が躍動し、4トライで山口に快勝。今秋のラグビーW杯でも使用された“聖地”花園第1グラウンドで、2大会ぶりに初戦を突破した雨宮敬将監督(38)は「第1ということで硬さも見えましたが、勝たせてあげたかったので、うれしいですね」と感無量の表情だった。

 主将がチームに勢いをもたらした。前半4分、高校日本代表候補のNO8小嶋大士(3年)は、ゴール前でボールを保持する右フランカー田中利希哉(2年)をサポート。しかし小嶋は「相手のタックラーをどかすために付いたが、自分の前が空いていたので、ボールをむしり取ってトライしました」。とっさの判断で、後輩から“ジャッカル”して先制トライを決めた。

 その後も前半11分に左ロック渡辺朝陽、21分に左プロップ標(しめぎ)大夢(共に3年)がそれぞれラックから持ち出しトライ。後半17分には左フランカー大西ひろと(2年)がモールからダメ押しトライを奪った。

 FW陣の平均体重は日川の約94・5キロに対し、山口は81・125キロでその差は13・375キロ。小嶋は「ご飯を昼2合、夜3合、間食でおにぎり4個」をノルマに食べまくり、体重は入学時から約20キロ増の98キロまで成長。チーム最重量103キロの右プロップ遠藤滉太(3年)は、大阪入り後の26日に「みんなで道頓堀にご飯を食べに行って、自分はケーキを4つ食べちゃいました」と笑顔で明かした。

 目標の2013年度大会以来の「花園で年越し」まであと1勝。日川は今大会最多49度目の出場を誇る。「(出場回数は)日川の財産。過去4強の血と汗がにじむ赤黒ジャージーを着ると、伝統のタックルの強さが増す」とOBの雨宮監督。選手たちは大会前、ユニホームのパンツに「捨身」の文字を刺しゅうすることを決めた。小嶋主将は石見智翠館戦へ「とにかく前に出て、捨て身で相手を潰すタックルにいく」と闘志を燃やした。(竹内 竜也)

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