【担当記者が見た】ヤクルト・宮本前ヘッド、痛恨の西浦離脱 16連敗、史上初の全11カード負け越し…

ヤクルト・西浦
ヤクルト・西浦

 最後にどうしても聞いておきたかった。リーグワーストタイの16連敗、史上初の全11カード負け越し…。2年ぶり最下位。昨シーズンの誤算を挙げればきりがない。シーズン最終盤。小川監督とともに、早々と辞任を表明した宮本ヘッドコーチに総括をお願いした。

 「強いて言えば、西浦(の故障)やね。ショート、サードに代打を出さないといけなくなった。ショートは試合を動かしていかないといけない。(誤算は)ピッチャーとよく言われるけど、守備力で失点が多くなった。ゲッツーを取れず、ランナーが残ってホームラン。春のキャンプで守備の練習が足りなかったと思う。そこが僕の反省です」

 一昨年、遊撃の定位置をつかんだかに見えた“後継者”のアクシデント。西浦の離脱直後から大型連敗が始まり、1点を守り抜く野球が崩れた。そもそも、昨春のキャンプ第1クールから警鐘を鳴らしていた。練習は厳しい。それでも凡ミスが生まれる空気に「もうちょっと緊張感を持ってやってほしい」と危惧していた。

 志半ばで後にしたチームに何を求めるのか。「自分のプレーは全て自分の責任。コーチに言われたから、と言っているうちはいい結果は出ない。消化するのは自分。プロなのでね」。自分に厳しく、それぞれが確固とした信念を持ってほしいというメッセージだ。

 高津監督が就任して迎えた11月の松山秋季キャンプ。秋晴れのグラウンドには穏やかな空気が流れていた。過去2年間のように、一瞬たりとも気を抜くことが許されないという極限の緊張感はない。練習後の若手にも笑顔が目立った。突然のギャップに驚きながらも、チームは明るく生まれ変わろうとしている。(ヤクルト担当・田島 正登)

野球

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請