1999年1月に61歳で亡くなった不世出のプロレスラー、ジャイアント馬場さんの没20年メモリアルイベント「ジャイアント馬場20thメモリアル第3弾~全日本プロレスオールスター展~」が28日、東急百貨店本店(東京・渋谷区)でスタートした。
昨年は、東急本店で同時期に「ジャイアント馬場展」を開催し10日間で1万人という記録的な来場者が訪れた。今年は、全日本に参戦したオールスターに広げ、馬場さんはもちろん、故人となったジャンボ鶴田さん、ダイナマイト・キッドさん、チャボ・ゲレロさん、ディック・マードックさん、さらには小橋建太氏、スタン・ハンセン氏、田上明氏、テリー・ファンク氏、ドリー・ファンク・ジュニア氏、また武藤敬司ら全日本マットを彩った36人ものレスラーが展示に協力した。
会場には、1972年10月に馬場さんが設立した全日本プロレスの47年の歴史で一般公開されなくなった旧三冠ヘビー級王座、旧アジアタッグ、旧世界ジュニアヘビー級のベルトを公開。歴代のジャージー、さらにザ・ファンクス、今年亡くなったハーリー・レイスさん、ザ・デストロイヤーさんら過去に参戦した選手のコスチューム、シリーズのポスターなど秘蔵品が展示された。
さらに、70年代~90年代の試合映像を上映し、福袋として“馬場さんが私生活で着用した革靴が入った「ジャイアント馬場”伝説の32文ロケット砲福袋」を5点限定の3万2000円で発売する。またかつて販売された懐かしグッズの詰め合わせとなる「全日本プロレスクラシックグッズ福袋」を10点限定で2万円で販売する。
主催した東急百貨店本店の営業政策部の高山拓也さんは「往年のレスラーの展示品から現役選手まで幅広く展示いたしました。一度にこれだけのものが見られる機会はありませんので、ぜひ足を運んでいただければと思います」と話していた。初日のこの日は、渕正信来場し「本当に懐かしいし、貴重なものばかりだよね。特にポスターを見たら、当時のことを思い出しました」と目を細めていた。
また、渕、和田京平名誉レフェリー、木原文人リングアナウンサーがトークイベントを開催し、馬場さんをはじめ、名レスラーの秘話を披露し会場を訪れたファンから大きな拍手を集めていた。展覧会は来年1月7日まで。