【プラスα】メジャー“打高守低”のあおり受けた菊池…大胆シフトで守備より打撃重視

打球を処理する菊池涼介
打球を処理する菊池涼介

 菊池涼のメジャー断念は、“打高守低”のあおりを受けた結果になった。複数球団が興味を示していたが、契約には至らず。日本とは基準が違うメジャーの評価の低さが大きな要因だろう。

 菊池涼の一番の武器は二塁の守備力。だが、ナショナルズのケンドリックが打率3割4分4厘、17本塁打、アストロズのアルテューベが打率2割9分8厘で31本塁打をマークするなど、二塁手も打力が求められている。大胆な守備シフトを敷くため、広い守備範囲はそれほど求められていない事情もある。

 代理人のマイク・シール氏は複数ポジションが守れることをアピールしたが、14年以降は二塁しか守っておらず、説得力に欠けた。29人出場選手登録が出来るNPBと違い、MLBは26人しか登録できない。複数ポジションを守ることが求められる点も、菊池涼には厳しかった。レイズに決まった筒香は決して守備力の評価は高くなかったが、左翼と三塁を守れ、DHや一塁でも起用できる多様性が評価を上げる要素になった。

 ヤンキースからの入札を受けながら破談となった中島(現巨人)の例はあるが、ポスティングでメジャー入りとならなかった日本人野手は初めて。国際大会でも世界を沸かせてきた菊池涼の超人的な守備が、MLBで見られないのは残念でならない。(メジャー担当・安藤 宏太)

野球

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 バックナンバー申し込み 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請