新入幕の霧馬山「一番、上を目指す」

スポーツ報知
クリスマスイブに新入幕を果たした霧馬山は両手にプレゼントを持って笑顔

 大相撲の初場所(来年1月12日初日、両国国技館)の新番付が24日に発表され、西十両5枚目だった九州場所で11勝4敗の好成績を残した霧馬山(23)=陸奥=が新入幕を果たした。「(新入幕は)十両に上がった時からの次の目標だった」。モンゴルに住む両親には「これで15日間、テレビで(自分の)相撲が見れるよと報告したい」と笑顔を見せた。

 転機は横綱・鶴竜の陸奥部屋への移籍だった。今年9月に井筒親方(元関脇・逆鉾)が死去。同じモンゴル出身の横綱が兄弟子になった。「毎日、胸を出してもらい『どんな相手でも自分の相撲を取るようにしないさい』というアドバイスも貰いました」

 食事面でも横綱の目がキラリと光った。九州場所中、毎日の食事でも横綱が隣に座り「もっと食べろ」と言われたという。普段はご飯がどんぶり2杯の食生活が3杯になり、体重も10キロ以上増えて140キロ台になり、取り口にも重さが出た。初場所では尊敬する横綱の露払いも務める。「新入幕は横綱のおかげです」と感謝の言葉も忘れなかった。

 モンゴル・ドルノド県セングレン村の出身。父・ビャンブチュルンさん(49)は羊を飼育する遊牧民だった。幼い頃から父の仕事を手伝いながら乗馬などで自然と足腰が鍛えられた。2017年の九州場所で三段目優勝した時は日本語もほとんど話すことが出来ず、近くを通りかかった同じモンゴル出身の力士が通訳を務めたほどだった。番付と同じように日本語も急上昇で流ちょうになった。

 陸奥部屋では2008年の白馬以来、11年ぶりの新入幕。師匠の陸奥親方(元大関・霧島)は「本人の目指しているのはもっと上。それも本人がやる気にならないと難しいが、本人にやる気があるので、これからも厳しい事を言う。本人がどこまで自分を追い込めるかだ」と期待を寄せていた。

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