【巨人】阿部2軍監督、母校・中大と開幕直前に“壮行マッチ”

母校・中大の優勝祝賀会にサプライズゲストとして登場し、あいさつする阿部2軍監督(カメラ・生澤 英里香)
母校・中大の優勝祝賀会にサプライズゲストとして登場し、あいさつする阿部2軍監督(カメラ・生澤 英里香)
中大時代の阿部
中大時代の阿部

 巨人の阿部慎之助2軍監督(40)が母校と激突―。来年3月に「阿部2軍VS中大」の練習試合が行われることが20日、分かった。阿部2軍監督が母校・中大の東都秋季リーグ優勝祝賀会で明かした。2軍の若手が同年代のアマ選手を相手にどんな戦いを見せるかは、今後の指導における資料となる。また、中大には来年以降のドラフト候補がそろっており、逸材を直接チェックする機会にもなる。

 来春のイースタン開幕(3月14日・対西武)直前に、阿部2軍監督の“壮行マッチ”が開催されることになった。母校の祝賀会で壇上であいさつし「3月8日に、よみうりランド(G球場)で中央大学とジャイアンツの2軍で、ゲームをやらせてもらいます。いい選手がたくさんいるということで、僕から(中大の)清水監督にお願いしました」と明かした。今後、プロ・アマの両連盟サイドに申請し、決定する見通しだ。

 巨人の将来を担う阿部チルドレンと、母校の後輩がガチンコで激突―。これまでも、ファームは大学チームを相手にプロアマ交流戦を行ってきたが、中大の現指揮官は慎之助監督の恩師である清水達也監督(55)で、師弟対決ともなる。

 同年代のアマ選手たちと力比べさせることで、成長度合いや、現在地がよりはっきりする狙いがある。巨人の投手では高田、大江、堀岡ら、野手では山下、黒田、増田陸らが大学生の年齢にあたる。まさっている部分、互角以下の部分があぶり出されれば、阿部2軍監督が今後指導していく上で貴重な資料となる。

 来年以降のドラフトに向けた、スカウティングという側面もある。ハイレベルな「戦国東都」で秋のリーグ戦を制した中大。日米大学選手権で4番を務めた牧秀悟(3年)を筆頭に、逸材がそろっている。シーズン中、時間があれば母校のリーグ戦を観戦していた阿部2軍監督も「下級生にもいい捕手がいたり、俺がいた頃よりレベルは高いと思う」と話していた。プロを相手にどういうプレーをするのか、自らの目でチェックできる機会だ。

 巨人のファームの選手たちが得るものも多い。入団から間もない若手とはいえ、こっちはプロ。学生とは違い、恵まれた環境の中で朝から晩まで野球漬けの日々で、野球で金を稼いでいる。絶対に負けられないという極限の緊張感は、普段のイースタン・リーグの戦いとは別モノだろう。まして、鬼軍曹に後輩の前で恥をかかせるわけにはいかない。1軍の大舞台に立つ日へ、緊迫感のある試合を経験できる。

 ◆阿部2軍監督の中大時代

 ▽日本代表 97年のインターコンチネンタル杯など大学1年から日本代表に選ばれ、4年時にはプロアマ混成だったシドニー五輪に出場。4年間で8度の代表キャリア。

 ▽主将 4年春のリーグ戦では打率2割7分7厘、3本塁打、10打点でベストナイン獲得

 ▽ドラフトの目玉 巨人は阿部をマンマークする専従スカウトを導入する執念で、逆指名入団にこぎつけた

 ▽2部落ち阻止 4年秋は最下位に沈み、入れ替え戦に回ったが、阿部の決勝打で1部残留を決めた

 ◆清水監督が感謝「不思議な力を感じながら戦った」

 中大・清水達也監督は壇上で、阿部について「いつも中大野球部のことを気にかけてくれて、彼が現役を引退する年に優勝できたというのは、不思議な力を感じながら戦ってました」と話した。阿部が3年だった99年秋に1部に昇格し、巨人・亀井が主将を務めた04年に優勝。今回がそれ以来、15年ぶりの優勝だった。祝勝会にはロッテにFA移籍した美馬ら中大OB、球界関係者ら約600人が参加した。

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