MF久保建英、W杯2次予選より五輪代表専念

来年は五輪代表チームに専念する久保建
来年は五輪代表チームに専念する久保建
A代表と五輪代表の今後の日程 
A代表と五輪代表の今後の日程 

 日本サッカー協会は20日、都内のJFAハウスで来年の日程発表会見を開いた。東京五輪に出場するU―23日本代表は3月に国際親善試合を2試合、6月にはトゥーロン国際大会(フランス)に出場予定。それぞれ同時期に22年カタールW杯アジア2次予選に臨むA代表の計4試合があるが、森保一監督(51)はMF久保建英(18)=マジョルカ=らを五輪代表チームに専念させるプランを示唆。本番4か月前の3月から「融合」の総仕上げに入り、最強チームを作り上げる。

 約1時間の会見の終盤。「今年のように、A代表からU―22に合流する選手はいるか」と問われた森保監督は、まっすぐ前を見つめて言った。「2つの活動が重なる中で、選択肢として東京五輪に向かうチームに専念させること、サムライブルー(A代表)で五輪世代の選手が活動すること。その時のベストな選択をしたい」。両構えのスタンスながら、A代表常連の久保、MF堂安(PSV)、DF冨安(ボローニャ)らをA代表でなく五輪チームに専念させるプランを明かした。

 A代表がW杯予選で3月にミャンマー、モンゴルと戦う同時期に、U―23代表は3月27日、30日(ともに対戦相手未定)と親善試合を行う。A代表は現在、同予選F組を4戦全勝で首位を独走。冨安、堂安らを欠いても予選突破へ他国を圧倒しており、11月の親善試合・U―22コロンビア戦(0●2)同様、A代表活動期間に堂安らを五輪チームに呼ぶことは可能だ。

 同じくA代表が予選2試合を戦う6月、U―23代表はフランスでトゥーロン国際大会に臨む。五輪前最後の国際大会。堂安らをA代表より優先させて招集し、シーズンオフとなる海外組を呼べれば「ベスト布陣」を組むこともできる。

 五輪代表の海外組は12年ロンドン(5人)、16年リオ(1人)に比べ、今回は久保や堂安を中心に格段に増える見込み。16年リオ五輪は同年のU―23アジア選手権の主力が多く招集された。海外組が多い今回は、来月の同選手権でベスト布陣を組んで融合を図ることは困難。より早い段階から多く連係を合わせることがカギになる。

 久保、堂安が初めて五輪代表に合流した11月のU―22コロンビア戦は2人が前線で孤立し、連係面に不安しか残らなかった。課題は「融合」。3月から組織力を高め、五輪直前の7月に兵庫で合宿を行い、17日の親善試合(ノエスタ)を経て本番に挑む。森保監督は「金メダルを目指してる。最善の準備をして、ベストを尽くしたい」と決意を込めた。五輪イヤーも兼任の強みを最大限に発揮し、頂点に立つ。(星野 浩司)

 ◆A代表、W杯最終予選8月31日以降 20年は3、6月にW杯2次予選4試合が予定され、突破すれば8月31日以降に最終予選へ突入する。今年は1月のアジア杯で準優勝し、2次予選を開幕4連勝で折り返したが、国際親善試合では世界との差を痛感させられることもあった。森保監督は「結果に満足はしてない。個の良さを生かし、チーム一丸となって戦っていきたい」とチーム力の向上を口にした。

 ◆なでしこ、五輪初の金を 6月のフランスW杯は16強で敗戦したが、その後は5試合連続完封勝利と順調に再出発した。高倉麻子監督(51)は「W杯で学んだことを糧に一歩一歩、成長している。なでしこにしかできないサッカーがある。東京五輪では勇気を持って戦い(表彰台の)一番高いところに登れるようにやっていきたい」。来季は国内活動を中心に、12年ロンドン五輪の銀メダルを超える初優勝を目指す。

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