【報知映画賞】小松菜奈、母に「頑張った証し」5年前新人賞「次は主演で引っ張る」

スポーツ報知
招待した母親の前で晴れのスピーチをする小松菜奈(カメラ・生澤 英里香)

 14年の新人賞から史上最短の5年で帰ってきた舞台。助演女優賞の小松菜奈(23)は「新人賞でここに立たせてもらったことを思い出してぐっときました。頑張ったなと思える証しができて純粋にうれしいです。これからも一つ一つ向き合って作品を届けられたらいいなと思います」と声を弾ませた。成長した女優の風格を漂わせつつも、映画に対するピュアな気持ちに変わりはなかった。

 生まれて初めて母親を招待した。「映画の舞台あいさつにも呼んだことがなかったんですが、初めて呼びました。新人賞の時は右も左も分からない感じでしたが、今日はどうしても晴れ舞台を目の前で見てほしくて。それもあってちょっと緊張しましたけど」

 普段は仕事の話もあまりしないが、映画の初日には必ず劇場に足を運んでくれる母。血やドラッグが飛び交う問題作「渇き。」で新人賞を受賞して以来、過激な役にも果敢に挑戦してきたが「娘として見ちゃうと、映画が見れない人もいると思うんですが、意外とそういうのもなく、映画好きとして純粋に感想をくれます。私にも見えない部分がお母さんには見えてたりして、すごくありがたいですね」。表彰式後に控室で顔を合わせると、声を上げて喜び合った。

 精神病院を舞台にした「閉鎖病棟」では心に深い傷を負った少女・由紀を演じた。平山秀幸監督(69)は「最初から最後までヘビーな内容でしたが、台本にも書かれていない1年の空白の後にあなたはどんなふうに出てくるか。緊張のある中、すばらしい表情を見せてくれた時、由紀ができたと思った」。映画を一変させる天性の演技力をたたえた。

 壇上では「新人の時とは景色も違ったんですが、よりパワフルになって、自分の皮をむいていかないとなと思いました」と決意を新たにした。来年は主演映画「糸」の公開も控えるが「主演として全体を引っ張っていくとか、役に向き合うアプローチも大事だと思う」。残すは主演女優賞。「そこはあんまりこだわらず、映画を見て人生が変わるような、そういう作品の一部でありたいですね」。驚異の成長曲線を描く小松なら、再びこの舞台に立つ日も遠くはないかもしれない。(高橋 誠司)

 ◆小松 菜奈(こまつ・なな)1996年2月16日、東京都生まれ。23歳。2008年から「ニコ☆プチ」のモデルを務め、14年公開の映画「渇き。」で本格女優デビュー。映画「溺れるナイフ」(16年)、「恋は雨上がりのように」(18年)に主演。今年5月公開の映画「さよならくちびる」では主演女優賞にもノミネートされた。来年4月に菅田将暉とのダブル主演映画「糸」が公開される。趣味はカメラ、特技はダンス。血液型O。

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