箱根駅伝欠場の青学大・竹石が仲間に魂のエール

故障のため、箱根駅伝の登録メンバーから外れた青学大の竹石(左)は、笑顔で主将の鈴木らに魂のエールを送った
故障のため、箱根駅伝の登録メンバーから外れた青学大の竹石(左)は、笑顔で主将の鈴木らに魂のエールを送った

 第96回箱根駅伝(来年1月2、3日)で、2年ぶり5度目の優勝を狙う青学大が17日、練習拠点としている相模原市のキャンパスで壮行会に参加した。前々回、前回と5区を走りながら、今回は左足痛のため、16人の登録メンバーから外れた竹石尚人(4年)も出席。10日の登録メンバー発表後、初めて公の場に姿を現した竹石は「青学大の登録メンバーに選ばれた16人は全員、力がある。必ず快走してくれると思う。僕はサポートに徹します」と爽やかな笑みを見せながら話した。

 「やっぱり大作戦」を掲げ、箱根王者奪還を狙う青学大。12月4日、原晋監督(52)は、千葉・富津市内の起伏が激しいコースで行われた30キロ単独走で力強く走る選手たちを見ている時、伴走車の車内で「やっぱり強い! やっぱり勝てる!」と、ひらめいたという。チーム唯一の誤算は竹石がメンバーから外れたこと。本番ぎりぎりまで体調を見極めるため、竹石を16番目の選手として登録メンバーに入れることも考えていた原監督に対し、竹石自身が「青学大は16番目の選手も強い。僕を外してください」と直訴した。

 「富津の30キロ単独走で18人がいい走りをした。その練習をできなかった僕は登録メンバーに入るべきではない、とシンプルに考えた」と竹石は迷いのない表情で話した。来年3月の東京マラソンに日本学生陸上競技連合の推薦選手としてエントリーしているが「ようやく軽く走り始めた段階。マラソンは簡単なものではないので(出欠場は)慎重に考えます」と冷静に話す。

 今は登録を外れた他の選手と同様に登録メンバーのサポートに徹する。「青学大の登録メンバー16人は全員が強い。その中でも、やっぱり、同期に期待しています」と話す。

 4年生の登録メンバーは鈴木塁人、吉田祐也、中村友哉、谷野航平の4選手。「塁人以外は箱根駅伝初出場ですけど、4年生全員が必ず快走してくれると信じています」。竹石は個人的な悔しさを一切見せずにチームメートに魂のエールを送った。そして「僕は給水係としてサポートしたい。同期に水を渡したい」と裏方としての意気込みを示した。

 前回の箱根駅伝で2位惜敗した後、始動した新チームは当初、低迷した。しかし、危機感を持って過ごした夏合宿でチームの雰囲気は一変。「学生スポーツはやっぱり4年生が中心なんです。いいチームになりました」と原監督は手応えを明かす。

 現4年生が入学後の学生3大駅伝11大会のうち、青学大は6回優勝。勝ち方を知っているチームが、大一番を前にして、やっぱり、調子を上げてきた。

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