MF仲川輝人「なにくそ」シャドー批判、日韓戦で見返す

ウォーミングアップで両手を広げバランスをとる仲川(カメラ・中島 傑)
ウォーミングアップで両手を広げバランスをとる仲川(カメラ・中島 傑)

◆東アジアE―1選手権 日本―韓国(18日・釜山アシアド競技場)

 【釜山(韓国)16日=ペン・種村亮、カメラ・中島傑】3大会ぶりの優勝を目指す日本代表は、18日の韓国戦に向けて釜山市内で調整した。因縁の一戦へポイントとなるのは、第2戦の香港戦で目立ったインパクトを残せなかったMF仲川輝人(27)=横浜M=の出来だ。不慣れなシャドー(1トップの後方)のポジションをめぐっては様々な意見が出ているが、最適解はいかに。「仲川シャドー問題」を読み解く。

 反響の大きさは期待の表れだろう。香港戦後、仲川のポジションはシャドーで適性だったのかを問う声が多く上がっている。確かに右ウィングバック(WB)なら縦への推進力を生かすことができるし、所属の横浜Mのような3トップで右FWに入れば、普段通りのプレーを発揮しやすいのかもしれない。

 ただ、その判断を下すのは早計と感じる。理由は格下の香港が自陣ゴール前に人数をかけて守っていたことだ。仲川個人にも厳しいマークがついていたことで、持ち前の高速ドリブルを披露する場面は限られた。反面、相手DFを引きつける役回りになったことで、右WBの相馬の前に広いスペースが空き、得意の突破力を生かすことができた。

 森保一監督(51)も香港戦後「おそらく本人はボールを受けられずにストレスがたまる展開だったと思いますが、そこで我慢して相手を引きつけて、他の選手へのパスコースを作ってくれた」とその働きを評価している。

 両チームともに欧州でプレーする主力はいないものの、熱を帯びるのが日韓戦。韓国とは同じ勝ち点だが得失点差で日本がリードしているため、引き分けでも日本の優勝が決まる。勝利が必要な韓国は攻勢に出ることは予想でき、仲川が生きるスペースも香港戦以上に生まれやすいはずだ。

 本人もA代表デビュー戦での課題は理解できている。「自分が引きつけることで、チームとしてチャンスを作れたことは良かった。あとはその後、どうゴールに絡んでいくか、そこを追求したい」。韓国戦は途中出場の可能性が高いが、生き残りへ、得点への積極性を見せることは必須となる。

 自らを批評する記事は目にしている。「個人の結果としてはできてないので。(厳しく)評価されるのも正しいと思うこともあるし。ただ、見たり聞いたりして『なにくそ』というか、そういった気持ちになったかな」と仲川。この思いが、次への糧になる。

 ◆中国戦のメンバーが軸

 韓国戦の先発は、初戦の中国戦(10日)に先発したメンバーが軸となりそうだ。公開練習では、中国戦メンバーが戦術練習を行う中、香港戦の先発選手は軽めの調整。唯一、MF田中碧だけが中国戦メンバーに交じって練習した。MF橋本が負傷離脱した穴を埋める可能性が高いボランチは「前はフルで出てないので体は大丈夫。明日も時間があるので(中国戦メンバー)と話しながら合わせていきたい」と意気込んだ。

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