巨人は13日、今季まで韓国プロ野球・SKワイバーンズでプレーしたエンジェル・サンチェス投手(30)と、来季の契約を結ぶことで合意したと発表した。菅野とともに先発2本柱として大きな期待がかかる。
サンチェスは2010年に米大リーグ(MLB)ドジャースとマイナー契約を結び、17年にメジャーデビューした。18年から韓国・SKに移籍し、同年に29試合で8勝。今年は28試合でリーグ2位の17勝5敗、防御率2・62を記録した。
登録名は「サンチェス」で背番号は「20」。2年契約で1年目の来季年俸は推定3億4000万円。球団を通して以下の通りコメントを発表した。
「読売巨人軍の一員になれて大変光栄に思います。ファンのためにベストを尽くし、チームの勝利に貢献したいと思います。子供の頃から日本に来ることが夢でした。早く日本語を勉強して、チームメイトやファンの皆さんと話せるようになりたいと思っています。日本の文化が大好きなので、色々なことを経験し、勉強したいと思います」
◆エンジェル・サンチェス(Angel Sanchez)1989年11月28日、ドミニカ共和国出身、30歳。10年にドジャースと契約、その後マーリンズ、レイズ、Wソックスを経て15年からパイレーツ移籍。同年、2Aと3A合計で13勝2敗で、翌年期待されるも右肘を痛めトミー・ジョン手術を受け全休。17年初昇格し10月1日、シーズン最終戦のナショナルズ戦で初勝利。同年11月に韓国・SK入り。17年メジャーのデータでは平均96マイル(約154キロ)の直球が全体の50%だった。185センチ、88キロ。右投げ右打ち。