釣りガールの小野瀬みらい(27)が、ヒラメ爆釣! 寒ビラメを狙って茨城・鹿島港の報知指定・植田丸から鹿島沖へ繰り出した。みらいちゃんは久しぶりのヒラメ釣りだったが、1・2キロ級をはじめ次から次へとヒラメを上げ、釣果はこの日トップの8尾。これには「ヒラメで数釣りが楽しめるなんて、鹿島沖はすごすぎる」と大喜びだった。
この連載でヒラメは初ターゲット。個人的には、今年3月の外房・大原港のヒラメ釣り大会以来だったため、久しぶりです。しかし、大丈夫。今回の先生は、釣り具のジャイアント草加店の店長、杉山充夫さん(44)。取材の前日にも波崎沖でヒラメ釣りをしたというスペシャリストなんです。鹿島の海原へいざ出陣!
まずは大事なのがイワシへのハリの付け方。杉山先生の教えは親バリをイワシの鼻に掛け、孫バリは尻ビレの近くに付けるとのこと。これで根掛かりはしやすくなるけれど、ヒラメもハリ掛かりがしやすくなるみたい。この時、ハリ先がイワシの頭側に向いていないとバレやすいので、要注意。
鹿島沖水深20メートルで釣り開始。杉山先生に教えてもらっていると、左舷船首近くの釣り人はすでにヒラメを釣っている。早い(笑)!。そして私にもチャンスが訪れました。ガツガツ食ってくるけど、まだググっと竿先が入っていかない。もどかしくもあり、じれったい。待って待って、ついに竿が大きく引き込まれました! 慎重にゆっくり大きく聞き合わせてあげると、ギューン。竿が大きくしなります。この引きがたまりません。上がってきたのは1・2キロのヒラメ。これが鹿島沖ではアベレージサイズというからすごすぎる。
鹿島沖には大型がいるということで次に狙うは3キロ級。それにしてもひと流しで必ず誰かが釣っている。なんという高確率なんだ。楽しすぎ。ここで孫バリを確実に釣れるトレブルフックから、大物狙いのシングルフックに交換。「トレブルフックは、のみ込まれた時に奥に掛かってしまい、ハリスに歯が当たって切れることが多い」と杉山先生。その点、シングルフックならば、口の周りに掛かるので、ハリスが切れにくいのです。しかし、シングルフックはすっぽ抜けやすくなるので、注意が必要です。
午前10時を過ぎると、潮が動かなくなってきました。そこで餌をアピールするために動かした方がいいのかと思い、杉山先生の釣りを観察しましたが、先生はじっとアタリを待っていました。私も仕掛けを動かさずにいると、またアタリ。今度も1キロ級でした。
私は3キロ級には出会えませんでしたが、仕掛けを落とした途端に食ってくることが2回もありました。鹿島沖にはどんだけヒラメがいるんだ。今回はなんと8尾も釣ることができました。おせち料理のお供にヒラメはどうでしょう? 皆さん、よいお年を!(小野瀬みらい)
◆小野瀬みらい(おのせ・みらい)1992年3月16日、東京都生まれ、27歳。女優として舞台を中心に活動する一方で、2014年から約4年間、釣りビジョン「大漁! 関東沖釣り爆釣会」に出演した。「12月22日、大阪・宗右衛門町のロフトプラスワンウエストで行われる『せり~んと愉快な仲間たち~釣りスマス忘年会2019~』に出演します。詳細などはツイッターでお知らせしています。チェックしてみてください」
◆めも ヒラメ釣りの近況、乗合船は鹿島港植田丸(TEL0299・82・3773)。乗合船は午前5時出船。料金は餌、氷、昼食付きで1万3200円(税込み)。女性と中学生未満は3000円引き。レンタルタックル、駐車場あり。
このほか以下の船宿からも乗合船が出る。
平潟港第3隆栄丸(TEL0293・46・2133)。スロージギングで狙える
日立久慈港大さん弘漁丸(TEL0294・52・3504)
那珂湊港源丸(TEL029・265・7718)
大洗港昭栄丸(TEL029・267・5396)
波崎港信栄丸(TEL0479・44・1224)
外川港大盛丸(TEL0479・23・3362)
飯岡港太幸丸(TEL0479・63・1902)
片貝港源七丸(TEL0475・76・2002)
大原港松栄丸(TEL0470・62・0571)
網代港森竜丸(TEL0557・68・1477)