【巨人】池田駿、背番号「68」に変更で「ラストチャンス」 左腕の心境に迫る

背番号が68となり来季への決意を色紙に記した巨人・池田駿
背番号が68となり来季への決意を色紙に記した巨人・池田駿

 巨人の池田駿投手(27)が11日、危機感をあらわにした。球団が10日に背番号「48」から「68」への変更を発表。一夜明けたこの日、1軍優勝旅行先のハワイから約6000キロ離れたジャイアンツ球場で自主トレした左腕を直撃した。

 

 ―背番号が「48」から「68」に変更になった。代わりに「48」を着ける選手は誰もいない。計13選手が背番号変更となった今オフの大シャッフルの中で、元の背番号を誰もつけないのは池田だけ。あえて背番号が重くなるのは、球団からの無言のメッセージだ。

 「背番号で野球をやるわけではないですし、自分のやるべきことは変わらないです。でも背番号が大きくなったということは、より一層厳しい立場になったと思っていますし、来年はラストチャンスというか、そういうつもりでやります」

 ―3年目左腕は5月に今季初昇格。同29日の阪神戦(甲子園)で同点の12回1死一、二塁から登板して木浪に四球、高山にサヨナラ満塁弾を浴びた。2選手は左投手として絶対に抑えたかった左打者だった。2日後の負け試合で1イニング投げて登録抹消。これが最後の1軍だった。年間通して故障なく2軍で38登板、防御率2・62も、1軍では2登板に終わった。

 「印象は最悪だと思います。木浪選手に四球を出してしまいその次に満塁ホームラン。原監督になって初めての公式戦で、第一印象はすごい悪い。そんな中で来年チャンスつかむのは大変なことだと覚悟しています。正直、今年でクビを切られるかなと思ったんですけど、もう一年チャンスをもらえた。何とかそれに応えたい。原監督のためにというか、悪いイメージ払拭できるようにしたいです」

 ―シーズン終盤、ポストシーズンでは1軍から声がかかることはなかったが、肩の可動域を広げるトレーニングなど毎日できることを積み重ねた。その結果、状態が確実にアップし、直球のキレ、制球力ともに手応えをつかんだという。

 「8月から9月になるにつれてどんどん感覚も良くなっていった。今さら良くなってどうすんだ、という話かもしれないですけど、野球人生の中でも一番というくらい良い。肩は可動域が広がってそれがいいのかなと思います。1年目2年目と違って今年は1シーズン通してどこも痛めずに投げられたのは、自分の中で前向きにとらえています」

 ―契約更改では球団から来季は先発の可能性もあると伝えられた。山口がメジャー移籍すれば、先発は菅野とメルセデス、新外国人として基本合意しているサンチェスに加え、田口、桜井、高橋らが争うというフレッシュな顔ぶれだ。

 「先発も中継ぎもできるように、体の準備をしっかりしていきたい。11月の終わりから11月終わりからファスティング、断食もやって、すごく体調もいい。3日間、72時間水だけしか口に入れずに。頭が軽くなるというか、体脂肪も落ちて体が軽い。トレーニングの成果も出るのかなと」

 ―1軍の優勝に貢献した選手が参加するハワイV旅行は参加メンバーに入っていない。その間、G球場で少しでもレベルアップを目指してトレーニングする。この日は田口、若手内野手の湯浅と一緒にキャッチボールなどを行った。

 「優勝旅行に行けていいなあ、なんて思っていても始まらない。1軍の選手がハワイに行っている間に、少しでも1軍選手との差を埋めるつもりでやります」

 ―色紙には慣れない背番号「68」のサインもはっきり書き、来季へのテーマとして「一貫性」と記した。

 「自分が良いと思ったことは継続して、ぶれずにやっていくということです」

 どんな状況でも信念を持って立ち向かう。背番号変更によって崖っぷちの状況であると確認した池田が、逆境からはい上がる。

巨人

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