【箱根駅伝】エース級不在でアクシデントも…展望

東海大・両角速監督
東海大・両角速監督

 第96回箱根駅伝(来年1月2、3日)の監督会見が10日、東京・恵比寿ガーデンプレイスで行われ、主催の関東学生陸上競技連盟は出場21チームの登録16選手を発表。連覇を目指す東海大の両角速(もろずみ・はやし)監督(53)は前回Vの再現を予告した。黄金世代と呼ばれる4年生のエース格・関颯人(はやと)や3年連続6区を担った中島怜利(れいり)を欠くが、それほど厚い選手層になったと強調。2年ぶりの王座奪還を狙う青学大の原晋監督(52)は「やっぱり大作戦」を発令した。

 今回のエントリーではエース級の不在が目立った。東海大の黄金世代をはじめ、5月の関東インカレ5000メートル&1万メートルで日本人トップの佐藤敏也(法大4年)が体調不良、2年連続5区を担った竹石尚人(青学大4年)も調子が上がらず登録を見送られた。1つのミスで大きく順位が入れ替わりかねないだけに“代役”のブレーキには細心の注意を払わなくてはならない。

 一方、使いたい選手を16人そろえられた駒大や国学院大などは有利にレースを進められる。ここからは調整に入って練習量を落とし、心身を研ぎ澄ます段階。「どの選手を使うか」ではなく「どの選手を外すか」という好循環を得やすい。

 急きょメンバー入りした選手が好走することもあるが、それは走力が伴ってこそだ。近年問われる「選手層」は、上位16人ではなくチーム全体。主軸不在のピンチも、底上げされたチームでは好転する可能性もある。「超戦国駅伝」を生き抜くためには、チームの一人一人が主役になる必要がある。(箱根駅伝担当・太田 涼)

スポーツ

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 バックナンバー申し込み 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請