【箱根駅伝】東海大、連覇へ「激厚」の選手層 成長の3年生3本柱

トークバトルで「やっぱり大作戦」を発表し笑顔の青学大・原監督(中)(左は東海大・両角監督、右は東洋大・酒井監督=カメラ・頓所 美代子)
トークバトルで「やっぱり大作戦」を発表し笑顔の青学大・原監督(中)(左は東海大・両角監督、右は東洋大・酒井監督=カメラ・頓所 美代子)

 第96回箱根駅伝(来年1月2、3日)の監督会見が10日、東京・恵比寿ガーデンプレイスで行われ、主催の関東学生陸上競技連盟は出場21チームの登録16選手を発表。連覇を目指す東海大両角速(もろずみ・はやし)監督(53)は前回Vの再現を予告した。黄金世代と呼ばれる4年生のエース格・関颯人(はやと)や3年連続6区を担った中島怜利(れいり)を欠くが、それほど厚い選手層になったと強調。2年ぶりの王座奪還を狙う青学大の原晋監督(52)は「やっぱり大作戦」を発令した。

 厚すぎる選手層で東海時代を築く。黄金世代の2人が欠けた選手エントリー。だが周囲の心配をよそに、両角監督は「彼らですらメンバーに入れなかったということ。他の選手が結果を出している以上、てんびんにかけたら外さざるを得ない」と余裕の表情を見せた。

 連覇のカギは“3年生3本柱”だ。4年生の陰に隠れていたが、11月の全日本大学駅伝3区3位の塩沢稀夕、8区で日本人歴代5位の名取燎太、前回箱根5区2位の西田壮志がチームの中核になりつつある。前回は8区の小松陽平(当時3年)がトップに立つまで2位以下につけており「前回の優勝がモデル。往路でトップに立つイメージはない。復路でしっかり勝負できたらいい」。後方で待機しつつ、7区以降での奪首をたくらむ。

 頼もしい下級生の躍進の裏で「層が薄ければ入ったでしょう」という関と中島は、故障が原因で復調が遅れた。膝やアキレス腱(けん)を痛めて離脱していた関は、来年1月の都道府県対抗駅伝(広島)に長野県代表で出場予定。中島も練習はできており、来年2月の姫路城マラソンに挑戦する。トレーニングを消化している箱根経験者2人を外すほど、布陣は充実している。「当日に向けて、外した選手をどうなぐさめようかと考えるくらい仕上がっている」

 黄金世代として注目を集めたエリートたちも最終学年になった。その速さ以上に光る強さが、チームをここまで引っ張ってきた。両角監督は「彼らがいたから上がってこられた」と実力と人間性を評価する。復調した館沢亨次主将や前回1区6位の鬼塚翔太ら、登録16人中8人を4年生が占めるのは信頼の証しだ。「黄金世代も最後だからね。しっかり起用して、また優勝したい」。チームスローガンは「令和の常勝軍団へ」。湘南の暴れん坊が、進化の時を迎えている。(太田 涼)

 

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