地域密着型のプロサイクリングチームが静岡に誕生することになり、二戸康寛監督(44)ら関係者が10日、静岡県庁を訪問した。
未定だったチーム名を川勝平太県知事(71)が10点の案の中から決めた。「モンテフジ」「アバンティ」などの案を見た川勝知事が「風という言葉がいい」と話し、「東風」を意味するイタリア語の「レバンテ」が選ばれ、「レバンテフジ静岡」に決まった。
チームは2020年東京五輪・パラリンピック自転車競技が開催される県東部や伊豆を拠点にして活動。静岡出身で、14年の全日本ロードレースで優勝した佐野淳哉(37)がエースとなる。佐野以外にも7選手のチーム加入が内定しており、来年のサイクルロードレースシリーズ戦「Jプロツアー」に参戦することも決まっている。
二戸監督は「世界につながる選手を育成、輩出するとともに、静岡県内にサイクルスポーツ文化を浸透させていきたい」と話した。