阪神・藤川球児投手(39)が10日、西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、6000万円アップの2億円でサインした。「十分に頂いています。シーズン中から(球団とも)話す機会は設けて頂いていた。自分の中でもリリーフの成功率がキャリアで一番良かった」と納得顔を見せた。
今季はシーズン途中から抑えを務め、56試合の登板で4勝1敗16セーブ23ホールド、防御率1・77の成績を残した。日米通算250セーブまで、あと7セーブ。松坂世代初の名球会入りに期待がかかる中で「恩返しのつもりでね。ここに携わってくれた方の応援のおかげで今がある、達成しなければいけないというふうには思っています」と意欲を見せた。
同学年で切磋琢磨(せっさたくま)してきた松坂大輔投手(39)の西武入りも決定。「やるだろうなと思いましたし、彼のプロアスリートとしての根性は、やっぱり同級生から見てもずば抜けている。みんなが応援する性格の持ち主ですから。できれば日本シリーズで会いたい」と頂上決戦での再会を臨んでいた。