IBF王座奪還の岩佐が米NYから帰国 トラブルの多かった舞台裏明かす

成田空港に凱旋帰国した岩佐はベルトを手に歓喜のガッツポーズ
成田空港に凱旋帰国した岩佐はベルトを手に歓喜のガッツポーズ

 7日(日本時間8日)に米ニューヨークで行われたプロボクシングIBF世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦でマーロン・タパレス(フィリピン)に11回TKO勝ちし、同級王座に返り咲いた岩佐亮佑(29)=セレス=が9日、帰国。成田空港で会見を行った。

 左ストレートの一撃でダウンを奪い、11回TKO勝ちで昨年8月の陥落以来、1年4か月ぶりに王座奪還。試合直前まで「トラブルが多かった」という舞台裏を明かした。

 午後9時のリングインの1時間前までバンデージを巻けず、さらに片方の拳が巻き終わる直前にコミッションの担当者から「日本製のバンデージはダメだ」と指摘されて米国製に変更させられた。加えて、テーピングも巻き終わる直前に「巻き方がダメだ」と突っ込まれて、やり直しに。結局、リングインの5分前までバタバタしたという。ともに帰国したセレス小林会長(46)は「NYのコミッションは厳しいとは聞いていたけどね。それでも今まで一度もそんなことなかったのに、なんだか嫌がらせのように感じた」と、何度も首をかしげたという。

 岩佐は落ち着いていたそうで「まったく焦りはなかった」。試合中も冷静に戦えたと胸を張り「(今回のタイトル戦で)メンタル的にも強くなったと思う」。あこがれのNYで、日本選手の米国での世界戦の39年ぶりKO奪取の偉業も達成したことで「自信を深めた。ラストチャンスと覚悟した僕のボクシング人生で一番の試合になったし、サウスポーが苦手だとかとも言われたけど、いろんな証明ができたタイトルマッチになった」と振り返った。

 今後は正規王者ダニエル・ローマン(29)=米国=との統一戦を目指す。ローマンは来年1月末に米フロリダ州マイアミで、保持するWBA同級王座をかけて同級1位ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)と対戦予定。岩佐も視察に行く。

 引退覚悟で挑んだ世界戦で返り咲き「もうダニエル・ローマン一本、統一戦しか見てない。暫定王座は僕の中では”とりあえずチャンピオン”でしかないので、正真正銘のチャンピオンにもう1回戻る」と意気込んだ。

 前回の王座奪取後、スポンサーからフェラーリをプレゼントされたが、陥落後に自主返上した。今は身の丈にあった軽自動車を足代わりに使っているが、王座統一の自分へのご褒美に「次、勝ったら自分で買ってやろうと思ってますよ、フェラーリ! 中古で!」と宣言した。

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