尾川堅一、王者の負傷で無念のドロー…目を閉じて涙こらえる

4回、尾川(左)の左パンチがノイナイにヒットする
4回、尾川(左)の左パンチがノイナイにヒットする
1回、坂晃典(右)の左ストレートが末吉大の顔面をとらえる
1回、坂晃典(右)の左ストレートが末吉大の顔面をとらえる

◆報知新聞社後援 プロボクシング・ダイナミックグローブ ▽WBOアジア・パシフィック・スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦 ジョー・ノイナイ(引き分け 5回2分7秒)尾川堅一=ノイナイの負傷により試合続行できず、ノイナイは2度目の防衛=(7日、東京・後楽園ホール)

 IBF世界スーパーフェザー級3位・尾川堅一(31)=帝拳=が挑んだWBOアジアパシフィック同級タイトルマッチは5回途中、王者ジョー・ノイナイ(24)=フィリピン=の負傷により、無念の判定引き分けに終わった。日本スーパーフェザー級タイトルマッチは元日本フェザー級王者の坂晃典(27)=仲里=が5度目の防衛に臨んだ王者・末吉大(29)=帝拳=を6回TKOで下し王座奪取。日本2階級制覇覇を果たした。

 悔しくて、言葉が続かない。「リングを降りて、子供に『ベルトは?』と言われて…」。息子たちとの約束を果たせず、尾川は目を閉じて涙をこらえた。

 初回、相手の左ストレートの伸びに戸惑ったが、2回、頭を動かして自分のリズムを取るとパンチが当たり出す。王者が2、4回に左眉上2か所、尾川が3回に眉間右をカットする大流血戦。5回にノイナイの負傷箇所がひどくレフェリーが試合を止め、この回までの判定決着に。ジャッジ三者三様のドローとなった。

 今秋にIBF世界同級挑戦者決定戦が内定していたが、相手が来日に難色を示して変更。世界取りへ、自ら必勝を課した一戦だった。「ここまで命を懸けて積み上げてきたのに…。何も残らないということ」。真一文字に結んだ尾川の口からは無念の言葉が漏れた。(谷口 隆俊)

 ◆坂晃典が2階級制覇

 ▽日本スーパーフェザー級タイトルマッチ10回戦 ○坂晃典(TKO 6回1分30秒)末吉大

 元日本フェザー級王者の坂が末吉のV5を阻み、2階級制覇に成功した。母校・関大の同期でWBC世界ライトフライ級王者・寺地拳四朗(BMB)が客席で見守る中、2、5回に強烈な右でぐらつかせると、6回に連打から右ストレートでダウンを奪いTKO勝ち。「気持ちがよく乗った。3、4回と集中力が切れそうになったけど、セコンドの声が聞ける自分がいた。本当のチャンピオンになれた気がする」と喜んだ。

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