教師・近藤佐知子、モデル・高野人母美を沈める

シャドーボクシングで汗を流す近藤
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◆女子プロボクシング ▽女子フライ級6回戦 近藤佐知子―高野人母美(15日・刈谷市あいおいホール)

 焼津市・駿河ボクシングジムの女子日本フライ級4位・近藤佐知子(32)が15日、高野人母美(ともみ、32)=緑=と対戦する。藤枝小教員の近藤に対し、高野は177センチでモデル経験もある元東洋太平洋スーパーバンタム級王者。「教師VSモデル」と注目される一戦に「勝って上に行く」と燃えている。

 モデルボクサーとして知られる15戦11勝の元王者との対戦に、近藤は「注目してもらえるのはうれしい」と気合を入れ直した。戦績は2勝4敗2分け。プロ3勝目を挙げれば、日本タイトルに挑戦する権利も手にできるだけに、負けられない。

 準備も万全だ。身長164センチの近藤に対し、高野は177センチ。差を埋めるため、大型の男子選手とスパーリングを重ねてきた。ロープに相手を押し込み、目線を下げたまま13センチ上の顔面にパンチを打ち込むなど、攻めるイメージはできている。

 リングに立つのは6月以来、6か月ぶり。それまでは2か月に1回のペースで試合があり、「こんなに空いたのは初めて」という。この期間に基本から見つめ直した。パンチを打つときに体が伸び上がってしまうため、日常生活でも重心を落とすことを常に意識。心身ともにリセットできた。「技術的にも伸びていると思います」と手応えを口にする。

 鈴木憲会長(47)も「来年はタイトル戦を」と期待する。「32歳対決」を制して、ベルトへの第一歩にする。(里見 祐司)

 ◆「心を動かす」生徒に負けた試合を見せる

 近藤は「人の心を動かす試合がしたい」と強調する。

 6年生を担任する藤枝小で、11月に校内音楽会があった。2か月前からクラスの合唱を指導してきた近藤は、本番前日に生徒を集めて自分の試合のビデオを見せた。打たれて負けた試合だった。「みんな食い入るように見てくれました」。顔や体にパンチを浴びながらも必死に戦う姿を見てもらい、「一生懸命やれば、人の心を動かせるよ」と語りかけた。

 合唱は感動を呼んだ。「生徒たちの気持ちが伝わってきました」。懸命に歌う子どもたちの姿に、先生も保護者も涙したという。26歳の時、たまたまジムを訪れて始めたボクシングだが、今後も「目標に向かって一生懸命になる姿」を教え子に見せていく。

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