「浜辺美波史上、一番かわいい姿」ゴスロリ女子大生探偵役にプロデューサーも監督もメロメロ

「大切な人をたくさんつくりたい」と20代の抱負を語った浜辺美波
「大切な人をたくさんつくりたい」と20代の抱負を語った浜辺美波
浜辺美波出演の映画「屍人荘の殺人」の場面写真
浜辺美波出演の映画「屍人荘の殺人」の場面写真

 女優の浜辺美波(19)が、神木隆之介(26)主演の映画「屍人荘(しじんそう)の殺人」(13日公開、木村ひさし監督)でヒロインの女子大生探偵を演じた。「このミステリーがすごい!」をはじめ、国内主要ミステリー賞4冠の今村昌弘氏のデビュー小説が原作。「浜辺美波史上、一番かわいい姿が切り取れている」と、プロデューサーが太鼓判を押すほど魅力が満載。浜辺が撮影時のエピソード、将来の思いなどを語った。

 浜辺がスクリーン上で映える。「役を愛してもらえるように、かわいらしさは原作以上に意識して作りました。登場人物の多い作品。画面に映った時、他のキャラクターに負けないように心掛けました」

 演じたのは、ゴスロリ風の衣装に身を包んだ美人女子大生探偵・比留子。謎解きの際に相撲の土俵入りの型をしたり、四字熟語を叫んだり、強烈な個性を放ち、存在感を発揮している。

 今村氏の同名小説が原作。比留子はミステリー愛好会に所属する推理下手な助手・葉村(神木)と、年齢不詳の自称探偵・明智(中村倫也)を誘い、ロックフェス研究会の合宿に参加。その夜異常事態に巻き込まれ、連続殺人事件が発生する。

 小説のおどろおどろしい雰囲気からポップなサスペンスへと様変わり。ドラマ「TRICK」シリーズの木村監督の小ネタ、遊び心が詰め込まれた。土俵入りの型、明智の指パッチンなどは台本になく、監督が現場で付け足したもの。浜辺は臨機応変に対応した。

 「『雲竜型? えっ何?』って(笑い)。土俵入りに型と名前があることを知らなかった。寸前で動画を見せられて『できる?』と言われたら、やるしかないですよね。イメージを膨らませ、他の現場より頭を働かせて。監督の趣味、全開です」と苦笑い。悪戦苦闘かと思えば、逆に楽しむ余裕もあった。「踏み込めば踏み込むほど、面白くなる。不思議な現場でした。疑問だったことが、試写を見て監督に魔法をかけられていたんだと納得。小ネタが多い分、発見も多い。奥が深い作品なので何回も見てほしいです」

 初共演の神木には、気配りを含めたリーダーシップに助けられた。「距離の詰め方がうまい。『みーちゃん』と呼んでくれて。よそよそしさが消え、呼び方って重要だなって感じた。笑い疲れするぐらい仲良くなれた気がします」。一瞬ラブシーンを思わせるようなドキッとするシーンもあるが、「ああいう場面もあるんだなって、年齢の成長を感じました」と照れた。

 11年の「東宝シンデレラ」オーディションで芸能界入りした。映画「君の膵臓をたべたい」(17年)で報知映画賞新人賞、日本アカデミー賞新人俳優賞などを受賞。女優としての道が開けた。「年齢の半分近く、このお仕事に携わっているかと思うと、早いですね。この2年間はすごく充実していた。あっという間です」

 デビュー当時の夢は歯科医。「スクリーンに名前が出たいという気持ちも、そんなになかった」と笑う。それが地道な努力を重ね、着実にステップアップ。群雄割拠する若手女優の中で、中心に割って入る位置にまで来た。20年はテレビ朝日系「アリバイ崩し承ります」(1月スタート、土曜・後11時15分)の主演で仕事始め。映画「思い、思われ、ふり、ふられ」(8月公開、三木孝浩監督)、「約束のネバーランド」(冬公開、平川雄一朗監督)の主演2本も決定。充実一途だ。

 「デビュー当時から考えれば、今の状況は夢のまた夢。ビックリです。(置かれた状況が)まだよく分かっていない」。目まぐるしい日々を過ごす一方、冷静さは失っていない。「自分だけの道を進みすぎないように、道を外れていかないように注意したい。安定志向なので、着実に」。おごらない堅実さも魅力だ。

 来年8月に20歳になる。「薄っぺらい人間は嫌なので、人間的に成長したいです。『中身のある人間って何だろう?』『そのためにどうすればいい?』というところから。知識や教養を身につけたいし、それが立ち居振る舞いにも出ると思うんです。(食わず嫌いせず)いろいろな分野に挑戦して役の幅を広げたい」

 プロスポーツでは、海外で活躍するアスリートが増えた。役者もハリウッド映画への出演、海外映画祭への出品など「世界」が以前より身近になった。海外映画祭について、浜辺は「憧れはあります」と目を輝かせる。「先輩の女優さんたちがレッドカーペットを歩く姿を見ると、いつかは私も、というのはあります。応援してくださった方たちに、頑張っている姿を分かりやすく届けられるから。そういった姿を、見せられたら幸せです」。夢の実現へ―。可能性は無限に広がっている。(加茂 伸太郎)

 ◆木村ひさし監督

 「『この若い女優さんは、51歳のおじさんの言うことを理解してくれるだろうか』。これが浜辺美波さんに会った時に思ったこと。撮影に入り奇天烈(きてれつ)なことを嫌な顔ひとつせず演じてくれた。『この女優さんの吸収力と作品に対する姿勢はなかなか』。仕上げでスクリーンの彼女を見て『マジか、現場以上に魅力的だ』。これが52歳になったおじさんが思ったこと」

 ◆浜辺 美波(はまべ・みなみ)2000年8月29日、石川県生まれ。19歳。11年「東宝シンデレラ」オーディションのニュージェネレーション賞。同年映画「アリと恋文」で女優デビュー。16年TBS系「咲―Saki―」で連ドラ初主演。主な出演作にNHK「ピュア!~一日アイドル署長の事件簿~」、映画「センセイ君主」。身長156センチ。

「大切な人をたくさんつくりたい」と20代の抱負を語った浜辺美波
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