【日本ハム】有原、来オフ米挑戦…ポスティング希望を伝える

契約更改を終えポーズをとる有原。来オフのメジャー挑戦の意向を表明した(カメラ・秦 雄太郎)
契約更改を終えポーズをとる有原。来オフのメジャー挑戦の意向を表明した(カメラ・秦 雄太郎)

 日本ハムの有原航平投手(27)が4日、早ければ来オフにポスティングシステムによる米大リーグ挑戦の希望を表明した。札幌市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、思いを球団側に伝えた。今季15勝で最多勝を獲得したエースは「そういうレベルに挑戦したい」と憧れを語った。21年から米球界でプレーするとなれば同制度を利用しての大卒選手では最年少となる。この日は、7500万円増の年俸1億4500万円でサインした。

 決意に満ちた表情で、有原がメジャーへの思いを語った。「そういう思いは入団時から持っていた。来年はもっとチームを引っ張れるようなしっかりとした成績を残して、向こうに挑戦したいという思いは伝えさせていただいた」と、夢の舞台に思いをはせた。

 プロ入り前から米球界への憧れはあったが、契約更改交渉では初めて希望を伝えた。海外FA権を取得するのは順調にいって23年オフ。「早く行けるに越したことはない」と早ければ来オフのポスティングシステムでの米挑戦を希望した。

 憧れたきっかけは純粋だ。「投げている球もすごいし、見ていて本当に面白い。そういうレベルに挑戦したい」。その思いを強めたのはかつての同僚・大谷の存在だった。「一緒にやっていた選手が活躍するのは刺激になる。もっと頑張らないといけない」。有原も海の向こうでの活躍に夢を膨らませた一人だった。

 吉村GMは「将来的な希望はかなり前から聞いていた」とした上で、「日本を代表する投手になっている」と評価。さらに「(現時点では)決まっていない。来年のチーム状況や彼の成績をしっかりと見ていかなきゃいけない」と説明した。今オフ、球団では西川に続く2人目の米球界挑戦の意思表明となり、慎重に判断していく考えだ。

 契約更改では、ほぼ倍となる7500万円増の1億4500万円でサイン。来季の開幕投手にも名乗りを上げ、「タイトルを一つでも多く取りたい。優勝が一番大事なので、そこに向けて1イニング、1試合でも多く投げられるように」。さらなる飛躍が、夢へと続く道になる。(小島 和之)

 ◆会話増やし最多勝の飛躍…記者が見た有原

 今季の有原は、よくしゃべっていた。報道陣の前ではそれほど口数の多いタイプではないが、登板日のベンチでは田中賢らベテランの横に座り、リラックスした表情で会話する場面が何度も見られた。取材を進めると、周囲からはどう見えているのかなどの意見を取り入れると同時に、気持ちのオン、オフをするために意図的に会話を増やしていることを知った。何かを変えなきゃいけない、という思いが行動につながり、それが大きな飛躍に結びついたのだと思う。

 良き助言者だった田中賢は、今季限りで現役を引退。「頼らせてもらった部分がたくさんあったので、それを一人でできるように」と感謝の気持ちを結果で示す覚悟を持っている。この日、早ければ来オフのメジャー挑戦の希望を表明。そのためには最多勝に輝いた今季以上の活躍が不可欠だが、「自分を変える勇気」を持つ有原なら、さらに成長した姿を見せてくれるだろう。(日本ハム担当・小島 和之)

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